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Amazonの動向について
まず、Amazon広告を紹介する前に、Amazonについて少し触れます。
主に広告収入で構成される「その他(Other)事業セグメント」売上が、前年比129%増のおよそ22億ドル(約2,470億円)に達しており、2018年の広告収入は、Google、Facebook次ぐ3位となっています。
元々Amazonはどんな立ち位置であったか?
通販新聞社が2017年に実施した「第70回通販・通教売上高ランキング調査」によれば、アマゾンジャパンが1位であり、2位に対し、1兆円ほどの大差をつけて1位となっています。
これまでのAmazonの立ち位置として、上記のような「通販・EC」においての売上高の高さ・成長の幅で通販業界にとって脅威だったと言えます。
2018年現状のAmazonの立ち位置と高まるマーケターたちの期待
上記でも記述した通り、通販・EC業界で1位、頂点であるという立ち位置だったAmazonですが、2017~2018年にかけて、その影響力は「広告業界」にも及んできました。
広告事業の売上高でもAmazonは3位になり、さらに、リサーチ会社eMarketer社が提供するデータによれば、2019年までに純デジタル広告収入は31憶ドル(約3,637憶円)まで成長し、米国のデジタル広告費全体の内、【3%】のシェアをAmazonが獲得するようになるとも予測されています。
これを受けて、米国マーケターの間では、Amazon広告への投資を増やすことを考えている方も多く、米国のBtoCマーケター250名に対するアンケート調査によれば、2018年に広告出資を増やすオンラインプラットフォームの中で、最も期待値の高いものとなっているようです。
4強(GAFA)が織りなすデジタルマーケティングの時代
現在デジタル・IT領域の2トップを飾るGoogle、Facebookに加え、ITモバイル領域で最強のApple、ついでAmazonが広告領域でも頭角を表すようになりました。
この4社に共通している強みとしては「膨大なユーザーが活用するプラットフォーム」であるということ。つまりは各分野に応じた「膨大なユーザー情報」を保有する4社であるということです。
近年OnetoOneマーケティング、顧客のパーソナライズが重要と騒がれる中、この4強の持つ消費者データはこれからのデジタルマーケティング領域で非常に強力な武器になります。
特にそのデータの強みが顕著に出る「デジタル広告」の領域においては、3強「Amazon」、「Google」、「Facebook」を「活用することが標準(当たり前)」となる時代もそう遠くないでしょう。
3強が持つ各消費者データの強み
Google、Facebook、Amazonには以下のようなそれぞれ固有の消費者データがあります。
・Googleはユーザーの「検索に関するデータ」
・Facebookにはユーザーの「興味・関心に関するデータ」
・Amazonにはユーザーの「購買に関するデータ」
上記の膨大なデータを所有しているということが、それぞれの注目される理由です。
特にAmazonが注目される理由の一つには、ただ単に広告売上が高くなってきているというところだけでなく、GoogleやFacebookには無い、独自の消費行動データを所有している」というところです。
影響力は「ソーシャルメディア」事業の領域まで
広告売上においてAmazonは、「Facebook」に次ぐ勢いであり、さらに「Twitter」の広告売上(収入)を抜く形となりました。
さらにAmazonは7月に独自のショッピングSNS「Spark」の提供を米国にて開始しています。今後、ソーシャルメディア領域での躍進も期待されます。
Amazon広告のマーケティング資料・ノウハウを持つSNS運用代行企業の紹介
当社が運営しているマーケティング資料ダウンロードサイト「マーケメディア」にも、Amazon広告に関する資料が登録されていますので、以下に紹介いたします。
これからAmazon広告の運用をお考えの方や、Amazon広告運用について現在お困りの方は、ぜひご活用ください。
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