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SNS広告とは
SNS広告とは、SNS（ソーシャル・ネットワーキングサービス）上で行う、広告展開です。いまやSNSはインターネットユーザーの約6割が活用していると言われ、マーケティング活動への取り組みも一層注目されています。
一概にSNS広告と言っても、それぞれのソーシャルメディアごとにユーザー層や拡散方法、投稿の種類、などはもちろんメリット・デメリットにも違いがあります。そのため、SNS広告を活用する際には、自社のサービスや商品を訴求したい対象にアプローチできるか見極める必要があります。
SNS広告の全体感をどう掴むか？
<平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 - 総務省>
出典：http://www.soumu.go.jp/main_content/000564529.pdf#page=16
前述の通り、SNS広告の成功の鍵は「ターゲティングの精度」です。そこで、SNS広告を効果的に運用するにあたっては、各SNSの特性やユーザーの特徴をきちんと理解する必要があります。
まず初めに、おおまかな傾向を掴む上では、総務省情報通信政策研究所が公開している調査結果が最適です。
この調査結果からは、世代別の主な利用傾向を掴むことができます。
例えば、ここからは次のようなことがわかります。
【Facebook】
・20代は過半数が、40代では約35%、50代でも26%が利用している。
・全体で見ても、男性の約33%、女性の約30%が利用している。
・しかし、昨年より若干利用者数の減少が見られる。
【Twitter】
・10代の約68%、20代の約70%が利用しており、利用者数も増加傾向にある。
・全体の利用率は、若干Facebookを下回る。
【Instagram】
・20代の利用率が50%を上回っており、全体の利用率も30%以上で、Facebookを上回っている。
【YouTube】
・10代、20代の約94%が利用しており、高い利用率を誇る。
・30代、40代の利用率も80%を上回っている。
SNS広告の特徴
では、どのSNS広告を選び、広告を出稿するか、という点ですが、まずFacebook広告については、次の条件に該当する場合に検討を進めるべきでしょう。
【Facebook広告】
①ユーザーの趣味嗜好や細かな属性（例：千葉県在住、既婚、メーカー勤務）に合わせて広告を出したい
②360度動画 広告など、様々な広告フォーマットを検討したい
③広告費用の支払いは、クレジットカード決済でも問題ない
続いて、Twitter広告ですが、他のSNSと比べてインタラクティブなユーザーの絞込みが可能になっています。例えば、次の条件に該当する場合には高いパフォーマンスが発揮できる可能性があります。
【Twitter広告】
①特定のキーワードをツイートしたユーザーをターゲットにしたい
②潜在層を狙い、より多くのユーザーに広告をリーチさせたい
やはり気軽に始めることができ、ユーザー数が多い点はTwitterの強みといえそうです。最後に、Instagram 広告について触れていきます。
【Instagram広告】
①ユーザーの趣味嗜好や細かな属性（例：千葉県在住、既婚、メーカー勤務）に合わせて広告を出したい
②有形商材をビジュアルに活用し、視覚的な訴求を行いたい
③広告っぽさを薄めて、より自然な流れでユーザーにリーチしたい
Instagram 広告は、ユーザーのタイムライン上に広告を表示させることができるため、明確に広告だと認識されづらい点が特徴です。従来は広告に嫌悪感を示す傾向にあるユーザーも、Instagram広告であればリーチできる可能性を高めることができる、といえます。
このような特性を踏まえた上で、自社の目的に応じたSNS広告や運用支援を行ってくれるパートナー企業を選定することが大切です。
SNS広告で誤解しがちなポイント
「既に社内でSNSを運用しているから、SNS広告も簡単に運用できるはず」という考えを持っている企業もありますが、通常のアカウント運用と広告では、その運用方法は似て非なるものです。何故ならば、SNS広告はユーザーを細かにターゲティングし、新たな行動を促す性質があるからです。
通常通り、SNSアカウントを利用する場合、自社の投稿に対してフォロワーのユーザーが「いいね！」や「フォロー」を行います。この一連のプロセスの中で「拡散」が起こり、多くのユーザーに情報が伝わっていきます。その一方で、SNS広告では自社アカウントをフォローしていないユーザーに対しても広告を表示することができます。「属性」や「行動履歴」に応じて、自社のコンテンツに興味を持つであろうユーザーに対して「プッシュ型」で広告配信を行うのです。
このような特性上、いかに精緻なターゲティング行うか、その戦略やプランニングがSNS広告の成功の鍵を握っています。
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