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通販・ECマーケティング特集&プロフェッショナルインタビュー
バリューコマース株式会社
執行役員 アフィリエイト事業統括
アフィリエイト本部長 伊藤孝司氏
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“古くさい手法” というのは思い込み
アフィリエイト広告 最前線
~進化しつづけるアフィリエイト広告の実情とは?~
本資料ではアフィリエイト広告の最新トレンドと、今後の展望について詳しく解説していきます。「アフィリエイト広告は古くさい手法」というのが思い込みに過ぎないことをご理解いただけるはずです。
ほんの数年を振り返ってみただけでも、インターネットを活用した広告やマーケティングでは、次々と新たな手法が登場してきました。アフィリエイト広告は、様々なインターネット広告の中でも早期に登場した手法ということもあり、アドテクが登場した際には「いずれ駆逐される手法」と評されたこともあります。
こうしたイメージから、インターネット広告市場が急速に拡大している現在でも、実はアフィリエイト広告市場も年平均13%の成長を続け、全インターネット広告の23%超のシェアを占めているという事実は、意外に思えるかもしれません。
バリューコマース株式会社の伊藤孝司氏は「ネット社会が成熟しつつある今だからこそ、アフィリエイト広告はさらなる成長の可能性を秘めている」と強調しています。
伊藤氏がそう力説する背景にはどのような要因があるのでしょうか?今回は伊藤氏に、アフィリエイト広告の最新トレンドと、今後の展望について伺いました。
アフィリエイト広告というと、個人のブログで活用されるなど、約20年近い歴史を持つ手法であり、「古くさい」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
アドテクが流行し始めたころには「将来的には駆逐される」とまで一部では言われていましたが、実情に目を向けると、アフィリエイト広告市場は平均して年13%と2桁成長を続けています。現在、約1兆円と言われるインターネット広告市場のうち、リスティング広告は約3,000億円で、アフィリエイト広告は約2,000億円という市場規模なのです。
もともと広告は、多くの人に見てもらい認知を高めることが目的ですので、例えば、「渋谷の交差点に大々的な広告を出す」といった手法が採られてきました。インターネット広告も同様で、かつてはより多くの人が訪れるサイトに出稿するのが王道でした。従来の看板などとは異なり、どれだけの人がインターネット広告を見て、そのうちどのくらいの人数がクリックしたのかという効果が数値でつかめるというメリットもあります。
その後、アドテクによって、枠単位の出稿ではなく“人”をセグメントしてターゲティングできるようになったことで、より費用対効果の高い出稿を行えるようになりました。
広告主は、よりシビアに費用対効果を求める時代になっており、従来のコンバージョン率だけでなく、獲得したユーザがどれだけお金を落とすのかといった“質”を重視するようになっています。実は、この“質”の高いユーザ獲得のために有効なのがアフィリエイト広告なのです。
バリューコマースでは、一貫して成果報酬型で、あくまでもユーザ獲得を重視したインターネット広告事業に取り組んできました。当社の実績を分析すると、バナーに代表されるディスプレイ広告よりも、「コンテンツの中に溶け込んでいるテキストや商品画像」からのコンバージョン獲得が約8割を占めています。
「コンテンツの中に溶け込んでいる~」というのは、記事と記事の間に単に差し込まれているインフィード広告ではなく、コンテンツの文脈に自然な流れで溶け込んでいるアフィリエイト広告という意味合いです。
例えば、「扇風機とクーラーを併用すると電気代が節約できます。ですから、おしゃれな扇風機を使ってみてはいかがでしょうか。」というコンテンツの中に、まさにおしゃれな扇風機の画像が、あたかも記事の参考画像であるかのようにアフィリエイト広告のモジュールとして置かれている…といった具合です。このケースでは、コンテンツ内に溶け込んだモジュールからのコンバージョンレートが21%という極めて高い数値を叩き出しました。ユーザが興味を持って読んでいる状態で、すぐに購入できるページに遷移させることは、単に集客数を増やすだけでなく、購入というアクションにつなげる効果が期待できます。
当初は個人のブログなどが主流だったアフィリエイト広告も、現在では大手の法人メディアでの利用も増えており、当社のアフィリエイトメディア(媒体)の登録数は2017年度では70万サイトになると予測しています。
このように、良質のメディアにおけるアフィリエイト広告の利用が増える一方で、2つの大きな課題が存在しているのも事実です。
具体的に説明しますと、1つ目の課題は「コンテンツの中にリンクを埋めていく手間」となります。アドテクを活用したディスプレイ広告は “枠”さえ確保してしまえば、その枠に最適化された広告が表出されますが、アフィリエイト広告の場合は、「クライアントのURLをアフィリエイト用に変換して、また設置する」ということがリンクの数だけ繰り返し必要になってくるのです。この手間は大変なものです。
2つ目の課題は「効果分析がしづらい」ということです。ディスプレイ広告ならば、ユーザ獲得の効率性がいい枠を見極めながら費用対効果を改善していくことでPDCAが回しやすいのですが、アフィリエイト広告では、広告主とメディアの掛け合わせた合計の集客・獲得しか数値として取れません。そのため、どのメディアの、どのコンテンツの、どのリンクがどれだけの収益の獲得につながっているかが不透明になってしまうのです。
これらの課題を解決し、アフィリエイト広告をより幅広く活用していただくために、当社では新サービス「LinkSwitch(リンクスイッチ)」をリリースしました。
端的に説明すると「LinkSwitch」は効果的なアフィリエイト運用を行うためのサービスです。
まず、1つ目の課題である「リンク設定の手間」を解消ですが、「LinkSwitch」は、専用のJavaScriptタグをメディアのヘッダに設置すれば、コンテンツ内の提携先リンクをすべて自動でアフィリエイトリンクに変換する機能を有しています。
これにより、メディアの方々には従来どおりコンテンツの編集に時間を使っていただき、あとはなにもすることなく、「LinkSwitch」側が自動でアフィリエイトリンクに変換し、コンテンツ文脈における露出を格段に増やしていけるマーケティングが実現できるようになります。
2つ目の効果測定に関する課題も、「LinkSwitch」で解決できます。どのメディアのどのコンテンツのどのリンクから、どれぐらいのユーザ獲得があるかを分析し、簡単にレポーティングが可能になります。
つまり、どのリンクが効果を上げているのかが明確に数字としてわかりので、効率よくPDCAを回すことが可能になるわけです。
とある物販ECサイトで「LinkSwitch」を導入していただいた結果、導入から4ヵ月の前後比で売上が445%上がった事例もあります。従来の売上に対してアドオンした数字ですので、非常に効率的なマーケティングができたのかなと感じています。
また、2017年9月に「ハイライトリンク」という新しいサービスもリリースしました。
コンテンツを読んでいるときに、気になった商品の名前や型番をコピーして、GoogleやAmazonで検索したという経験をお持ちではないでしょうか?これはメディア側からすると、コンテンツから離脱して他ページに移動してしまうということを意味しています。
「ハイライトリンク」では、「LinkSwitch」同様、メディアのヘッダに1つだけJavaScriptタグを設置すれば、ユーザが選択したテキストの横に「Yahoo!ショッピング検索」「Amazon検索」「楽天市場検索」「Yahoo!検索」「Google検索」といった検索モジュールが自動で表示されるようになります。
検索モジュールからの検索は自動でアフィリエイトリンクになりますので、メディアにとってはコンテンツからの離脱を防ぎ、広告効果が生まれるというメリットがあります。また、ユーザにとっても、コンテンツの閲覧中にコンテンツ内から直接商品を検索できるようになるわけです。
このように、アフィリエイト広告は、高い広告効果を生み出すために進化を続けています。もともと成果報酬型ですので、認知から集客まで一切費用がかからず無料であり、獲得ができてはじめてコストが発生するため、アフィリエイトに予算をアロケーションしていくような企業も増えつつあります。
ネット社会が成熟しつつある今だからこそ、アフィリエイト広告はさらなる成長の可能性を秘めています。バリューコマースは、今後も「いかに成果を出すか」というところに軸足を置き、コンテンツ文脈から手間がかかることなく集客・獲得ができるような良質なサービスを、いろいろなデータを見ながら企画開発して、サービス化していきたいと考えています。
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“古くさい手法” というのは思い込み
アフィリエイト広告 最前線
~進化しつづけるアフィリエイト広告の実情とは?~
本資料ではアフィリエイト広告の最新トレンドと、今後の展望について詳しく解説していきます。「アフィリエイト広告は古くさい手法」というのが思い込みに過ぎないことをご理解いただけるはずです。
PROFILE
バリューコマース株式会社
執行役員 アフィリエイト事業統括
アフィリエイト本部長
伊藤孝司
【伊藤 孝司氏】
2006年9月 当社入社
2011年7月 営業本部 コンサルティング部 マネージャー
2012年1月 営業本部 コンサルティング部長
2016年1月 営業本部長
2016年7月 アフィリエイト本部長
2018年1月 当社執行役員
アフィリエイト事業統括 アフィリエイト本部長(現任)
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