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記事チラ見せ
●はじめに
e コマースの浸透に伴いeコマースの運営を支援するテクノロジーも大幅に拡大してきており、提供されているサービスは膨大な数にのぼる。そのためeコマース業界に深く携わっていても全てのサービスとその特性を理解することは非常に難しくなってきている。また、eコマース業界初心者や少し離れたテクノロジー関連の業界から見ても非常に分かりにくい部分が増えてきている。
そこでeコマース業界の“今”を分かりやすく、そして網羅的にマップ化した「eコマース業界カオスマップ」をeコマースコンバージョンラボと日本ネット経済新聞の共同企画で作成。可能な限りeコマース業界の今を中立的に整理し、網羅的に全サービスを掲載することを大目的としている。今回はECサイト構築システム版となる。
※マップに不足等があった場合は適宜修正し最新化していく。
<参考>
【EC支援サービスマップシリーズ】 ECサイト構築システム特集 | 日本ネット経済新聞
eコマース業界カオスマップ2016 - ショッピングカート編
eコマース業界カオスマップ2016 - 運営業務管理編
eコマース業界カオスマップ2016 - 越境EC編
●ECサイト構築システム編
第四回目は「ECサイト構築システム」ジャンルのカオスマップをお届けする。20サービスをピックアップし、マッピングした。
横軸に機能の拡張性、縦軸に利用店舗の売上規模の2軸で整理した。横軸の機能の拡張性は、カスタマイズの柔軟性、外部システムとの連携容易性などの取り組みを基に、日本ネット経済新聞とeコマースコンバージョンラボ編集部が独自に判断した。
ECサイト構築システムは、ショッピングカートASPサービスよりもハイエンドのEC事業者向けのものとなるのが一般的だ。そしてECに必要な機能モジュールを準備しておきEC事業者の要望に合わせて組み合わせていくようなものが多い。そのため、各システム共にコストさえかければどのような機能要望にも応えられるようになっている。しかしシステムの骨格を成すデータベース構造や設計思想にない要望を叶えようとすると膨大なカスタマイズコストがかかるケースもある。そのため機能星取表からではなかなかそのシステムがどこまでEC事業者にFITするのかは分からず、RFPを出し具体的な提案書を見てみると各社の提案額に大きな差があることも多い。各システムの導入先カテゴリを見るとある程度はそのシステムのFITする事業者の特徴が分かる。
ECサイト構築システムは大きく分けて、パッケージ型とクラウド型に分類される。最近ではパッケージとクラウドのハイブリッド型もあり、それらの利点を活かした作りになっているようだ。また、EC-OrangeのみオープンソースのEC-CUBEをベースに作られているパッケージ/オープンソース型となる。
記事でご紹介していること