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乱立する来店ポイントアプリはECサイトの
オムニチャネルを活性化することができるのか

記事チラ見せ

●はじめに

EC業界ではここ数年“O2O”や“オムニチャネル”といったキーワードで、オンラインと店頭を連携させる取り組みが増えてきている。これはECサイトでの集客や売上アップを目指すだけでなく、実店舗も含めたユーザーとのタッチポイント全てでユーザーとの関係性を深め、企業価値を高めようとするものだ。一方で実店舗への集客も、スマホの浸透に伴い新しいアプローチが可能となってきた。実店舗へ来店するだけでポイントを獲得することができる“来店ポイントアプリ”が乱立してきているのだ。今回は来店ポイントアプリを見ていき、ECサイトのオムニチャネル施策にどのように活用することができるのか探っていく。

●そもそも来店ポイントアプリとは

来店ポイントアプリとは、実店舗に来店したことを認知することでポイントを付与するアプリのこと。使い方は非常に簡単なものが多い。まずアプリをダウンロードし、実際に店舗に来店した時にアプリを起動し、位置情報を認識。認識方法はGPS、超音波やWi-Fiなどを利用して場所を特定する手法が使われている。そしてアプリ上でボタンを押すことでポイントがたまるという仕組み。店舗側としてはアプリの利用により、顧客の来店頻度が上がるだけでなく、その顧客が店内にいることによって周りの顧客の集客につながることや、オンラインとの連携の可能性という様々な利点や可能性がある。また一方で消費者側は来店するだけでポイントがたまり、そのポイントが商品券などに交換可能であるため、お得なのである。

それでは、現在リリースされている来店ポイントアプリを見ていこう。複数の企業にプラットフォーム的に使ってもらうタイプのものと、個別の企業が提供しているタイプのものに大別される。

記事でご紹介していること

  • はじめに
  • そもそも来店ポイントアプリとは
  • 店舗共通の来店ポイントアプリ
  • 店舗独自の来店ポイントアプリ
  • ECサイトのオムニチャネルを活性化することができるのか
本記事は、エンパワーショップ株式会社が運営する
『eccLab(eコマースコンバージョンラボ)』から提供されております。