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記事チラ見せ
●はじめに
2015年から急激に盛り上がった中国でのオンライン生放送のトレンドは、2016年には国民にしっかり根付いてきている。
2016年前半だけで中国ではのべ3.2億人がオンライン生放送を視聴した。人気が高まってきたと共に、コンテンツ面で様々な問題(倫理・セクシャル・暴力)も発生した。
●それでもなぜ生放送は人気があるのか
オンライン生放送のアナウンサー(≒網紅)として活躍している盛寧氏は次のように解説している。インターネットの発展に伴い、エンタテインメントも多様化してきた。そのような中で生放送は簡単・直接・随時での高いインタラクティブ性を有しており、それが爆発的な人気を得るに至ったようだ。
盛寧氏は現役大学生のため「網紅」としての活動も含めると一日のスゲジュールは多忙を極める。午前中授業を受け、午後はTV番組のアナウンサーの録画の仕事をこなし、夜時間があれば生放送をする。
また、中国政法大学のマスメディア研究センターの副係長朱氏はオンライン生放送のアナウンサーがビジネス的に成功している理由を以下のように解説している。今までオンライン生放送を見ているだけの一人のオンラインユーザーが、思い立って生放送上で自分のチャンネルを持つことで簡単に表現する側に回ることができることや、そのような一般ユーザーと大きく変わらない網紅を見たいというニーズ、さらにはECと連携することで網紅は大きな収入を得るチャンスがあることが大きいという。
記事でご紹介していること