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記事チラ見せ
●はじめに
そろそろ今年も終わりの足音が聞こえてきたが、この2016年もEC業界は多くの新しい技術とサービスが市場を賑わせた。しかしその一方で、業界の荒波に揉まれてひっそりと終了していったサービスも少なくはない。その中で今回は2016年に終了したサービス、及び終了が予告されたサービスを10個ピックアップして紹介していく。
●楽天が東南アジアから撤退 2016/3/1撤退
楽天株式会社は3月までに東南アジア4国(シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ)のマーケットプレイスを閉鎖した。
既に東南アジアではTokopedia、LAZADAなどのECモールやマーケットプレイスが大きく勢力を伸ばしており、国内モデルの焼き直しだけではその牙城を崩すことが出来なかったようだ。また、楽天は今年2月に発表したVision 2020でアメリカ・ブラジル・東南アジア各エリアにおいてECモデルの転換を大きく打ち出している。特に東南アジア地域ではフリマアプリ「ラクマ」での展開を示唆。その方針に沿ってマーケットプレイスを撤退しラクマへの一本化へ舵を切ったようだ。現在、楽天のアジア・オセアニア拠点は日本と台湾のみとなっており、楽天の世界全体での地域別流通総額においても依然として国内依存が続いている状態だ。
一方、フリマアプリ市場は国内では既にメルカリが圧勝の様相を呈してきており、ラクマは今年の9月にFrilを買収し追い上げを図っている。買収後の国内市場での推移は順調のようだが、東南アジアでの展開はどのようなものになるだろうか。
記事でご紹介していること