イーロンマスク氏が、ユーザーの質問に偏りのない回答を提供するAIチャットボット「TruthGPT」が開発中であることを発表しました。同氏は、MicrosoftやGoogleが提供する生成系AIに対抗することを目指しており、宇宙の謎を解明するために開発されました。
本記事では、以下のような内容を解説します。
「TruthGPT」とは何か?
「TruthGPT」とは、OpenAIに対抗するためにイーロン・マスク氏が開発したAIチャットボットです。TruthGPTは、マスク氏が米ネバタ州で設立したAIに関する新会社「X.AI」によって運営されています。現時点での取締役はマスク氏のみの会社となっています。
X.AI is registered in Nevada, with Elon Musk as sole director.
https://the-decoder.com/elon-musk-founds-ai-company-x-ai-and-is-working-on-truthgpt/
イーロン・マスク氏によると、OpenAIが手掛けるChatGPTは、政治的に偏りがあるとし、信頼できるソースと代替ソースの両方から幅広いデータを収集し、宇宙の本質を理解しようとする最大限に真実な回答を作成するAIチャットボットを目指しているとのことです。イーロンマスク氏は、このAIが人類の知識や進歩に貢献できると期待しています。
公式URL:https://truthgpt.one/
SEEKING THE TRUTHTHROUGH BLOCKCHAIN AND AI
https://truthgpt.one/
イーロンマスク氏の見解によると、TruthGPTのAIチャットボットは、他のAIチャットボット(ChatGPTやBing AI)に比べ、政治的にも偏りのない真実を提供することを目的として作成したとのことです。
「TruthGPT」の使い方の手順
「TruthGPT」は、公式コミュニティに参加するか、チャットボットに個人的にメッセージを送ることで利用できます。現在は英語のみに対応していますが、今後は他の言語にも対応する予定とのことです。
TruthGPTにログインする(公式から開くだけ)
TruthGPTにログイン(公式HPから開く)すると、「私はTruthGPTです!会話も質問の回答もできます!」と挨拶してもらえます。
まずは、TruthGPTとはなにかについて聞いてみたいと思います。
TruthGPTの質問モードで入力する
TruthGPTには、「Question Mode(質問モード)」「Chat Mode(チャットモード)」があります。まずはQuestion Modeで試してみたいと思います。
私「TruthGPTとはなんですか!」
TruthGPT「Truth GPTは、アンケート、ビデオ鑑賞、オファー完了などのタスクを完了することで報酬を得ることができるプラットフォームです。お金を投資したり、コーディングや暗号の知識がなくても、オンラインでお小遣いを稼ぐには最適な方法です。また、プラットフォームは、高度な暗号化技術を使用してユーザーデータを保護し、すべてのトランザクションが安全であることを保証するため、安全で信頼できるものです。さらに、このプラットフォームは完全に透明であり、ユーザーは自分の収益がどのように計算され、自分のお金がどこに行くのかを正確に確認することができます。」
AIチャットボットのTruthGPTではなく、仮想通貨のTruthGPTについての内容が出力されました。深掘りしていくと、得たい情報を得れるのかもしれませんが、ChatMode(チャットモード)も試してみたいと思います。
TruthGPTのチャットモードで入力する
TruthGPTのチャットモードで、「AIは将来どのように役立つのか」を聞いてみます。
私「AIは将来どのように役立ちますか!」
TrhthGPT「AIは、ありふれた作業を自動化し、より正確なデータ分析を行い、より速く、より正確な意思決定を支援することで、未来に貢献することができます。また、AIは、医療、交通、その他の生活分野の改善にも貢献します。また、AIは、すべての人の生活の質を向上させることができる新しい製品やサービスの創造にも役立ちます。」
ChatGPTでも同じような回答は返ってきそうですが、TruthGPTの言語モデルは同じくGPTであり、他のAIチャットボットと比較したときの精度の高さについては、不明瞭です。
仮想通貨のTruthGPT
また、$TRUTHを購入するには、メタマスクやトラストウォレットをインストールし、PancakeSwapなどの分散型取引所を利用して$BNBと$Truthを交換する必要があるとのことです。
TruthGPTのトークン名は「TRUTH」です。FLOOZ TRADEに接続し、BNBを購入し、BNBとTRUTHを交換することで、購入する事ができます。
$TRUTHに関する詳細については、TruthGPTのホワイトペーパーをご覧下さい。
TruthGPT Whitepaper
https://truthgpt.gitbook.io/truthgpt-whitepaper/overview/introduction
TruthGPTの価格
TruthGPTの価格は、CoinMarketCapで確認することができます。スマートコントラクトアドレスは、公式HPに記載があります。
「TruthGPT」についての一般的な世論
TruthGPTに対しての一般的な世論は、様々な反応を示しています。一部の人は、TruthGPTが偏りのない回答を提供することで、人類の知識や進歩に貢献できると期待しています。しかし、他の人は、TruthGPTが信頼できるソースや代替ソースをどのように判断するのか、また、真実とは何かという哲学的な問いに答えることはできないと懸念しています。
Twitterでイーロンマスク氏がTruthGPTを発表した時に引用RTした時のインフルエンサーの声です。「イーロン・マスク、ChatGPTのライバル “TruthGPT “を立ち上げる。 “宇宙の本質を理解しようとする最大限の真実追求AI”」
Elon Musk to start ChatGPT rival called “TruthGPT”. “a maximum truth seeking AI that tries to understand the nature of the universe”
https://twitter.com/theLionary/status/1648088563874156545
TruthGPTの発表を歓迎するユーザーの声です。「世界一の富豪が、世界のジャーナリスト、科学者、政府、民間人、企業、宗教、軍隊、健康・救急サービスがあらゆる重要な情報を共有するために使用するグローバルなソーシャルメディアプラットフォームを手に入れました。」
The world’s richest man has taken possession of a global social media platform used by the world’s journalists, scientists, governments, private citizens, businesses, religions, militaries and health/emergency services to share all vital information—It’s going as you might expect
https://twitter.com/ZaleskiLuke/status/1648136601803825156
イーロン・マスク氏がTruthGPTを公表した事によって、歓喜するユーザーのツイートです。「現時点では、イーロン・マスクが人類のMVPであることは明らかです。」
At this point, it’s pretty clear that Elon Musk is humanity’s MVP.
https://twitter.com/johnhawkinsrwn/status/1648131878174482432
以上のように、AI業界に対して遅れを取ったイーロン・マスク氏ですが、OpenAIのChatGPTは、マイクロソフトと密接な関係性があると指摘した上で、全ての人にとって公平ではないと考えています。
「TruthGPT」の可能性と課題
TruthGPTは、情報を検索するときに役立つことが期待されています。しかし、このAIがどのように情報を収集して判断するのかには課題があります。また、人工知能による偏見や不正確な情報の拡散など、潜在的な問題があります。これらの問題を解決するためには、技術的な改善だけでなく、法律や倫理的な観点からの議論が必要です。
まとめ
TruthGPTは、真実を追求することに特化したチャットボットです。質問をして、事実と証拠に基づいた答えを提供するように設計されているそうです。
AIチャットボットとしては、後発組ですが、イーロン・マスク氏が関わっているため、より高度なチャットボットが誕生することでしょう。また、嘘や偽りの情報を検知して対応することもできるように設計されています。そのため、真実を明らかにし、人々が情報に基づいた意思決定を行うための強力なツールとなっています。
現在では、ChatGPTやBingAIなどの優秀なAIチャットボットがありますが、TruthGPTが日本語対応した場合には、どちらのほうがいいのか、使いやすいのか比較ができるでしょう。TruthGPTが今後どのように使われていくのか期待しましょう。
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