ChatGPTの著作権問題とは?商用利用はできる?

ChatGPTの著作権問題とは?商用利用はガイドライン違反なのかマーケティングニュース
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ChatGPTで生成した文章の著作権は誰のものでしょうか。誰でも無料かつ簡単に文章を生成できるAIチャットボットですが、米国ではOpenAIに主要メディアが抗議しています。AIのトレーニング(機械学習)をするためには、大量の文章を取り込む必要がありますが、Webからテキストを収集しているため、利用許諾なく勝手に使われていると主張しています。今回は、ChatGPTの著作権問題や商用利用について解説します。


ChatGPTの著作権問題とは?

ChatGPTの著作権問題とは?

ChatGPTの著作権問題とは、OpenAIがAIトレーニング(機械学習)するために参考にした大量の文章および画像などのコンテンツが利用許諾なく使われている問題です。米国の一部の主要メディアやクリエイターは、利用許諾なく機械学習に使用されたため、OpenAIに抗議を行っています。

BloomBergによると、Wall Street JournalやCNNなどは記事の使用について、懸念を表明しています。(ByGerry Smith 2023年2月17日 10:12 JST)

OpenAI Is Faulted by Media for Using Articles to Train ChatGPT

・Wall Street Journal, CNN raise concerns about use of stories
・Journalist says 20 news sources are supplying material

https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-02-17/openai-is-faulted-by-media-for-using-articles-to-train-chatgpt#xj4y7vzkg

OpenAIの公式ホームページには、「著作権に関する苦情」に関するフォームがあるようです。知的財産権が侵害されていると申し立てられたコンテンツは、削除または無効にし、侵害を繰り返す人のアカウントを修了する場合があるそうです。

(d) Copyright Complaints. If you believe that your intellectual property rights have been infringed, please send notice to the address below or fill out this form. We may delete or disable content alleged to be infringing and may terminate accounts of repeat infringers.

https://openai.com/policies/terms-of-use

ChatGPTの商用利用は問題ないのか

ChatGPTの商用利用は問題ないのか

ChatGPTの商用利用は、問題ありません。OpenAIの利用規約によると、「入力」して「出力」された情報は、コンテンツ(API含む)として扱われます。出力された文章は、両当事者間で、適用法で許可されている範囲で、すべてコンテンツの権利を所有します。あくまで、記事を執筆した時点での情報ですので、最新情報についてはOpenAIの公式ページをご確認下さい。

(a) Your Content. You may provide input to the Services (“Input”), and receive output generated and returned by the Services based on the Input (“Output”). Input and Output are collectively “Content.” As between the parties and to the extent permitted by applicable law, you own all Input. Subject to your compliance with these Terms, OpenAI hereby assigns to you all its right, title and interest in and to Output. This means you can use Content for any purpose, including commercial purposes such as sale or publication, if you comply with these Terms. OpenAI may use Content to provide and maintain the Services, comply with applicable law, and enforce our policies. You are responsible for Content, including for ensuring that it does not violate any applicable law or these Terms.

https://openai.com/policies/terms-of-use

ChatGPTを開発したOpenAIの利用規約は、次の表を参考にご確認下さい。

更新日付利用規約番号利用規約項目
2023年3月14日3Content
2023年3月14日9General Terms

著作権や商用利用に関する内容は、公式ページを確認し、最新情報を手に入れるようにしましょう。OpenAIは世界中から注目されており、比較的早いペースで規約に関する更新が行われると推測されます。

最新の情報を確認したい場合には、ChatGPTの商用利用については、OpenAIの公式サイトに掲載されている「利用規約」や「コンテンツポリシー」で詳しく確認することができます。

まとめ

ChatGPTは、OpenAIが開発したAIチャットボットです。OpenAIで出力されたコンテンツの権利は、利用者に全て譲渡すると記載されています。機械学習によって、ここまで高度なコンテンツを出力できる情報については、あまり前例がなく、今後どのような取り扱いになるかは時代の流れによって決まってくると考えられます。

GPT3.5またはGPT4(言語モデル)の登場によって、世界中の企業の方針が変わりつつあります。OpenAIは、営利法人であるOpenAI LPと親会社の非営利法人Open Inc.からなるAI研究所ですが、限られた時間で生産性を上げるには、AIを活用するほかありません。商用利用が今後どうなっていくのか気になるところですが、出力した文章やコードが全てコピーコンテンツということもあり得るため、参考程度に利用することが望ましいでしょう。

また、最新のAI関連ニュースとして、OpenAIは、GPT-4oを発表しました。ChatGPTにログインして、日本語で利用することも可能です。

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