動画生成AIのPikaは、静止画から短い動画を生成することができます。今回は、Pikaの使い方や初心者向けに始め方の手順について分かりやすく解説をします。
動画を生成することができるAIツールは、Runway Gen-2などがあります。
Pika1.0の使い方・始め方の手順
Pika 1.0の使い方や始め方の手順を解説します。
まずは、Pikaの公式サイトにアクセスし、GoogleかDiscordでログインしましょう。
今回は、Googleでログインします。
Pikaにログインすると、次のような画面が表示されます。
Pikaでは、作成された動画のプロンプトを表示することができます。動画の下の文章がプロンプトです。
わかりやすく、日本語でGoogle翻訳して表示しています。
では、早速プロンプトを入力して、作成してみます。
今回、プロンプトを作成するためには、Poeを活用します。Stable DiffusionやMidjourneyに慣れている人は不要かもしれません。
Poeの公式サイトにアクセスします。
次に、「Pika」と検索します。
作りたい動画をより詳細に入力すべきですが、少しサボった書き方をしてみます(笑)
本文「/create prompt:」を除いた後の文章をコピーして貼り付けますが、恐らくGoogleでログインしてWebページで作るプロンプトには文字数の制限があるようで、文字数を少し削りました。(試していませんが、Discordなら作成できるかもしれません…試した方がいればコメントを下さい。)
動画を作成するまで、約1分ほどかかります。
作成された動画は、下記です。
Pikaで作成してみた動画は、いかがでしょうか。
ヘリコプターから花火を見る映像を作る予定でしたが、入力したプロンプトが悪いこともあって、ヘリコプターから花火が打ちあがってしまいました。(笑)
プロンプト次第で、テレビCMに使えるような動画や、短編映画やSaasのサービス紹介のコマーシャルなども作れそうな気がします。
Pikaとは?
Pikaとは、動画生成AIであり、基本的には静止画から短い動画を生成することができます。範囲を選択して、プロンプトを入力することで、独創的なアイデアを動画に反映することが実現できます。
PikaとPika1.0の違い
「Pika」と「Pika1.0」の違いとして、Pikaは製品名であるのに対し、Pika1.0は、新しいWeb UIを含むアップグレードされたバージョンの製品です。
Pika Labsの運営会社
Pika Labs(日本語:ピカラボ)は、Demi Guo氏とChenlin Meng氏によって、設立されました。2023年時点では、4人のチームで運営されており、3回の資金調達によって5,500万ドルを調達しました。
Demi Guo氏
スタンフォード大学の人工知能博士課程の学生であるDemi Guo(デミ・グオ)氏は、2023年4月下旬に博士課程の仲間たちとともに「Mellis Labs」という名前でPikaを設立し、現在はCEOを務めています。
ホームページ:Demi Guo
Google Scholar:Demi Guo
LinkedIn:Demi G. – San Francisco Bay Area | Professional Profile
デミ・グオはハーバード大学で数学の学士号を取得し、数々の学会や活動に参加しました。彼女は女性エンジニアのためのWECodeカンファレンスの共同会長や女性起業家のFour94カンファレンスの創設メンバーを務め、ハーバード中国フォーラムやハーバード・MIT数学トーナメントでの技術的なリーダーシップを示しました。また、Hacklodgeを共同設立し、Neo Fellowshipの学者になりました。ハーバードでの学士課程後、彼女は同大学でコンピュータサイエンスの修士号を取得し、スタンフォード大学でロン・フェドキュー教授とクリス・マニング教授の指導のもと、博士号を取得しました。Microsoft Bingでのインターンシップでは、彼女は深層学習を用いてローカル検索のクエリパーサーを改善し、印象深い成果を上げ、AI分野での将来が期待されています。
Chenlin Meng氏
スタンフォード大学の理学博士号を取得し、現在はPikaのCTOを務めています。
Chenlin Meng氏の詳細です。
Stanford University:Chenlin Meng’s Homepage – Stanford Computer Science
Google Scholar:Chenlin Meng
DBLP:Chenlin Meng
Chenlin Mengはスタンフォード大学のStanfordAILabで傑出した才能を発揮しており、生成AIと拡散モデルに深い関心を持っています。
GoogleAIでのインターンシップ経験を経て、Pika Labsに入社しました。数学とコンピューターサイエンスの幅広いコースを受講し、微分トポロジー、ガロア理論、コンピューターグラフィックス、深層学習などの分野で深い知識を持っています。
Mengはスタンフォード大学学際大学院フェローシップやケイデンス女性テクノロジー奨学金を受賞し、2018年にスタンフォードCS348Bレンダリングコンペティションでグランプリを獲得しました。また、彼女は芸術と3Dアニメーションの愛好家であり、特に映画のサウンドトラックに強い愛情を抱いています。
ステファノ・エルモン教授の指導のもと、生成AIの多様なアプリケーションの研究に取り組んでいます。
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