Twitterアナリティクスとは、アカウントやツイートの効果を分析できる便利なツールです。Twitterが公式に提供しているツールで、無料で利用できます。Twitterアナリティクスの概要や利用のメリット、分析のコツをご紹介します。
Twitterアナリティクスは、現代の情報収集に欠かせないSNSとなりつつあるTwitterの運用効果を確認するための便利なツールです。
Twitterを運用していれば、その効果が気になりますよね。また、拡散性の強いTwitterでユーザーの興味を引くコンテンツを作成できれば一気に知名度を上げることも可能となるでしょう。
多くの企業がビジネス目的の利用に乗り出しているなか、Twitterアナリティクスによるデータ分析が必須です。本記事ではTwitterアナリティクスの概要や利用のメリット、具体的な使い方などを解説します。的確な分析を行い、効果的な運用を目指しましょう!
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Twitterアナリティクスとは
企業やブランド・商品のプロモーションや認知度向上にTwitterの活用を計画しているのであれば、知っておいて損はありません。ぜひ使いこなせるようにしておきましょう。まずは、その概要と機能についてご紹介します。
Twitterアナリティクスの概要
近年、数多く登場しているTwitterの分析ツールですが、公式ツールであるTwitterアナリティクスは情報の信頼性が高いのが大きな特徴のひとつです。分析データを活かしてアカウント運用の改善策を打ち立てたい時こそTwitterアナリティクスの出番です。信頼性の高いデータを得られるので、より良い施策を実行できるでしょう!
ここでひとつ注意しておきたいことがあります。Twitterアナリティクスで確認可能なのは、自分のアカウントに関連するデータだけという点です。競合他社など、第三者のアカウントを研究する目的では利用できない点を承知しておいてください(2022年12月からはすべてのツイートでインプレッション数が見れるようになりましたが、プロモーションについてはこの限りではありません。また、表示・非表示も任意では設定できない仕様です。)
現代においてオンラインマーケティングを成功させるには、こうしたデータ分析が欠かせません。企業がビジネスにおいてTwitterを使ったマーケティングを展開し成功させるために、Twitterアナリティクスをぜひ有効活用していきましょう。
ただし、Twitterアナリティクスはたびたび不具合が報告されているサービスでもあります。ユーザー側の設定などを確認しても不具合の原因が確定できない場合は、運営側に要因があるケースも考えられます。だいたいの不具合は時間がたてば解消されるので、検証時間や確認時間には余裕を持って取り組みましょう。
Twitterアナリティクスでできること
Twitterアナリティクスでは、主に以下の5つの数値の確認ができます。
投稿したコンテンツへの効果が期待通りに出ているか、前月と比較して改善ができているかどうかをデータを通して客観的に見ることができます。Twitterを上手く活用するには、データ分析を継続してアカウントを育てていくことがとても大切です。
Twitterアナリティクスを活用して、自社のターゲット層に合ったプロモーションを展開していくようにしましょう。
Twitterアナリティクスのメリット3つ
Twitterアナリティクスの代表的なメリットは、次の3つです。
昨今SNSを活用したマーケティングに乗り出す企業は多くありますが、効果的な運用を行い、成果を出すのは簡単ではありません。Twitterアナリティクスのメリットを正しく把握し、自社アカウントの運用に活かせるようにしましょう。
課題を明確に把握できる
アカウントの問題を明確化できるのがTwitterアナリティクスの1つ目のメリットです。単純な「いいね」の数やリツイート数だけでは、ツイートの効果を測定するには不十分といえるでしょう。
Twitterアナリティクスを利用してパフォーマンスの変動やユーザーのアクションを確認し、コンテンツの反応を正しく読み取る必要があります。Twitterに関する詳細なデータ分析をすれば、自社アカウントの運用にどのような課題が隠されているかを知る手がかりとなるでしょう。
こうして自社アカウントの課題を把握できれば、次に打ち出す施策を検討しやすくなります。
ターゲットユーザーの反応がわかる
ターゲットユーザーの反応をチェック可能なのも、Twitterアナリティクスを利用するメリットです。ツイートをしたコンテンツを見たユーザーがプロフィールを閲覧した回数なども確認可能なため、どのコンテンツがユーザーの心に響いたのかが把握できます。
Twitterマーケティングを効果的に実施するには、ターゲットユーザーの心理を常に理解する姿勢が欠かせません。Twitterアナリティクスを上手く活用すれば、アピールしたいターゲットに関する情報を分析し効果的にアプローチできるようになります。
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マーケティング戦略の方向性をつかめる
マーケティングを実行する際には、分析を繰り返すなかで方向性を確認し進めていくことが大切です。Twitterアナリティクスではアカウントの現状を把握できるので、次に繰り出す戦略を検討する際の大きな手がかりとなるでしょう。
もし、戦略の方向性が間違っていた場合も、分析結果を見て調整や修正を加えることが可能です。アカウント運営の指標として使える点が、Twitterアナリティクスの大きなメリットです。
Twitterアナリティクスの始め方
Twitterアナリティクスの始め方は、至ってシンプルです。一度利用を開始すれば、次回からは、Twitterのメニューからアナリティクスを選択するだけで情報の確認ができます。
Twitterアナリティクスの始め方は、次のとおりです。
- Twitterアナリティクスにアクセス
- 「Twitterアカウントでログイン」を選択
- ログインを完了
アカウントさえあれば、Twitterアナリティクスの利用は無料であるため、まだ登録が済んでいなければすぐに利用を開始しましょう。
Twitterアナリティクスの見方
ここからは、Twitterアナリティクスの見方を具体的に解説します。Twitterアナリティクスで分析を始めるには、まずホーム画面とツイートアクティビティの2つを押えておきましょう。
正しくTwitterアナリティクスを使いこなす第一歩として、各要素の見方を確認しておきましょう。使用に慣れてくれば、自社アカウント改善のためにどの要素に注目すべきかがわかってくるはずです。
ホーム画面
ホーム画面で確認できるのは、「過去28日間のパフォーマンスの変動」と「月ごとの概要とハイライト」の2つです。それぞれでチェックすべき内容をまとめていますので、参考にしてみてください。
【過去28日間のパフォーマンスの変動】
これらの数値についての変動を確認すれば、いつどのような動きがあったかが容易に把握できますね。
【月ごとの概要とハイライト】
過去28日間で最も効果のあったツイートが確認できます。どんな内容が効果的だったかを分析することで、より良い運用が可能となるでしょう。
ホーム画面の項目だけでも、これだけ多くの情報を得ることができます。アカウントの改善に必要な情報を精査・分析し、アカウント運用に活用してみてください。
ツイートアクティビティ
ホーム画面の項目でアカウント全体の状況を掴んだ後は、ツイートアクティビティで個別ツイートの情報をより詳しくチェックしましょう。ツイートアクティビティの管理画面にアクセスするには、Twitterの設定画面にログインし、アカウントのアナリティクスをオンにする必要があります。一度オンにすれば、スマホアプリからホーム画面を立ち上げ、アナリティクスアイコンをタップすれば詳細が確認できるようになっています。ブラウザからは同サイトにアクセスしてログインし、[ツイート]をクリックしましょう。
ツイートアクティビティで確認できる項目は、以下のとおりです。
ツイートアクティビティでは、ツイートごとのインプレッションやエンゲージメントが確認できるため、どのツイートが効果的であったのかを知るのに役立ちます。エンゲージメントに含まれるアクションには、クリック・いいね!・リツイート・リンクのクリック・プロフィールのクリックが該当します。
エンゲージメント率が高いほど、ツイートの効果が高いことがわかります。アカウント運営の方向性を確認するために、コンテンツごとの反応を確認しておきましょう。
Twitterアナリティクスの分析方法
Twitter運用を効果的におこなうには、目的に応じた分析方法を把握しておく必要があります。今回ご紹介するのは、次の5つの分析方法です。
Twitter運用の目的や課題に合わせて、分析内容を検討してみましょう。
直近1か月の施策全体の効果を分析する
ホーム画面にある項目のうち、ツイート数・ツイートインプレッション・プロフィールへのアクセス・@ツイート・フォロワー数を分析すれば、直近一カ月の成果を確認できます。前月のデータとの比較もおこなえるため、実施した施策の有効性が把握できる分析方法です。
前月より全体のツイート数が増加すれば、基本的にはその他の項目も数値が上昇すると期待できます。もし、項目ごとの効果にバラツキがある場合は、さらに問題点を分析し重点的に対策する必要があります。
認知度向上に役立つインプレッション数を分析する
企業やブランドの認知度向上を目指す場合は、ユーザーのタイムラインに表示された回数を示すインプレッションを分析するのが大事です。インプレッション数を増やすには、ユーザーが有益だと感じるコンテンツに仕上げる必要があります。
他のユーザーに共有したいと感じてもらえれば、いいねやリツイートが増え、フォロワー以外のユーザーに見てもらえる可能性が高まるでしょう。
ターゲット層の反応を分析する
ターゲット層の反応を把握するためには、エンゲージメント率を分析しましょう。エンゲージメント率は、実際にツイートに興味を持ってくれたユーザーがアクションを起こした割合です。
フォロワー数が多くてもエンゲージメント率が低い場合は、ユーザーがアクションを起こしにくい雰囲気が出来てしまっている可能性があります。どのようなコンテンツであればユーザーが積極的にアクションしてくれるのか、さまざまな角度からアプローチをして有効な策を探しましょう。
投稿時間の有効性を分析する
Twitterの投稿は、ターゲット層が活発に活動する時間帯を考慮するのが大事です。同じ内容を投稿した場合でも、時間帯によっては得られる効果が異なるでしょう。
とくに通勤時間やお昼休み、夕方以降の時間は多くのユーザーがTwitterを閲覧すると考えられます。定期更新をしながら、時間帯によるインプレッション数やエンゲージメント数を比較してみてください。また、時間経過による変化も見えるので、そこに注目すると、よりベストな投稿時間を発見できるでしょう。
拡散されやすいコンテンツを分析する
Twitterを利用するのであれば、話題性づくりに注力することを忘れてはいけません。その時多く言及されているトレンドに合わせた投稿であれば、注目されやすくリツイート数を獲得しやすいでしょう。
比較的多くリツイートされた投稿を分析し、投稿時間やコンテンツの内容、リツイートしたユーザーの特徴などを調べます。さらにリツイート数を伸ばす投稿ができるように、プラスとなる要素を整理しておきましょう。
Twitterアナリティクスの関連用語集
Twitterアナリティクスを効果的に分析・活用するためには、以下の用語を知っておくと安心です。
Twitterアナリティクスで成果を最大に
Twitterアナリティクスは、企業のマーケティングにTwitterを利用するのであれば、ぜひ活用したいツールです。公式のツールとして、アカウントがあれば誰でも無料で利用できます。Web分析ツールには有料のものも多いなか、さすがTwitterといったところでしょうか。反対にAPIに関してはTwitter(X)では安全性を高めるため有料プランへの移行が促されています。Twitter(X)の変化に沿いながら、柔軟にサービスを活用していきましょう。
Twitterはただ黙々と投稿を続けるだけでは効果を出すのが難しいツールです。Twitterアナリティクスを積極的に活用し、継続的に効果を分析する姿勢が大切だといえるでしょう。
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