インスタ写真広告の出し方は?料金や出稿方法・仕組みや効果を解説

インスタ写真広告の出し方は?SNSマーケティング
インスタ写真広告の出し方は?
SNSマーケティング

「インスタの写真広告の出し方がわからない」

「インスタの写真広告の料金や仕組みがわからない」

そんなお悩みをお抱えの企業のマーケティング担当者向けに、インスタ写真広告の出し方・出稿方法や、広告出稿時の画像サイズやテキストの規定、掲載場所などを初心者向けに分かりやすく解説します。

インスタ写真広告の出し方・出稿方法

インスタ広告の始め方を解説します。Instagramを使用したことはあるものの、広告の出し方に不慣れな方に向けて、写真広告の出し方・広告の出稿方法をご紹介します。

まず、インスタ広告(Instagram広告)には、下記の4つの出稿方法があります。

  1. Facebook広告センター
  2. Meta広告マネージャ
  3. Meta Business Suite
  4. Instagramのアプリ(投稿の宣伝)

それぞれ詳しく解説します。

Facebook広告センター

Facebookページから広告を管理するためのシステムです。直感的な操作が可能で、Facebookに慣れている方に最適です。Facebookページがあれば、Instagramアカウントがなくても広告を出稿できます。

具体的な手順は以下の通りです。

  1. Facebookのメニューから「広告センター」を選択します。
  2. 「新しい広告」をクリックし、広告の設定を行う。
  3. 「Instagram」を配信場所として選び、「今すぐ配信」で広告を開始します。

以上が、インスタ写真広告をFacebook広告センターから出稿する方法です。

Meta広告マネージャ

Meta広告マネージャー
出典:Meta広告マネージャ

より詳細な広告設定が可能で、広告作成から管理までを一元で行えるツールです。こちらもFacebookページが必要で、次の手順で進めます。

  1. Facebookの「広告マネージャ」から「作成」を選択します。
  2. 広告の目的に応じてInstagramを選択し、詳細を設定します。
  3. 広告が承認されれば配信開始されます。

以上が、インスタ写真広告をFacebook広告センターから出稿する方法です。

Meta Business Suite

META BUSINESS SUITE 公式
出典:Meta Business Suite

FacebookとInstagramの管理を一箇所で行えるツールです。こちらもInstagramアカウントがなくても利用可能で、広告の一元管理が特長です。操作は簡単で、Business Suiteで広告を設定し、配信を開始することができます。

Business Suiteは、GooglePlayやAppleStoreからダウンロード・インストールすることも可能です。

出典:GoolePlay
apple-meta business suite
出典:Apple Store

以上が、インスタ写真広告をMeta Business Suiteから出稿する方法です。

Instagramのアプリ(投稿の宣伝)

Instagramのアプリ自体から直接広告を出稿する方法で、日常的に利用している投稿を宣伝できます。

  1. プロアカウントを設定し、「広告」または「投稿の宣伝」を選択します。
  2. 宣伝する投稿を選びます。
  3. 目標や予算を設定して広告を開始します。

以上が、インスタ写真広告をInstagramのアプリから出稿する方法です。

これらの方法を使えば、Instagramでの広告が初めての方でも簡単に広告を出稿でき、期待する成果につなげることが可能です。広告の目的や予算に合わせて最適な方法を選んでみてください。

インスタ写真広告のメリットとデメリット

インスタ写真広告のメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。

インスタ写真広告のメリット

  1. 見た目で直感的な魅力を伝えられる
    • 写真や動画を使った広告は、見た目が魅力的で、人の目を引きやすいです。たとえば、美味しそうなケーキの写真は、見るだけで食べたくなりますよね。同じように、商品の魅力を直感的に伝えられるのが大きな強みです。
  2. ピンポイントで興味のある人に届けられる
    • インスタの広告は、好きなものや興味があることを事前に知っているので、その情報をもとに、興味を持ちそうな人だけに広告を見せることができます。例えば、登山が好きな人には、登山用品の広告を、おしゃれが好きな人にはファッション関連の広告を見せることができます。
  3. SNSならではのコミュニケーションが生まれる
    • インスタは「いいね!」やコメントができるので、広告に対してもユーザーが直接反応を示すことができます。これにより、他のユーザーもその反応を見て興味を持つことが多いです。商品についての質問をコメントで受けたり、ユーザー同士の会話が始まることも。
  4. 比較的安い
    • 小さな予算から始めることができ、広告の効果を見ながら少しずつ予算を増やすことも可能です。また、動画を制作して出稿しなければならない広告と比較して、インスタの写真広告は、制作費用なども含めて安く抑えれます。

インスタ写真広告のデメリット

  1. 若者には強いけど、それ以外には弱い
    • インスタユーザーは比較的若い層が多いので、高齢者など他の年齢層にはあまり届きにくい傾向があります。たとえば、年配者向けの商品を売りたい場合は、他の媒体のWeb広告を検討すべきです。
  2. 内容が大事
    • 高品質な写真や動画が必要で、ちょっとした投稿では目立たないことが多いです。効果的な広告を作るには、専門の技術やセンスが求められるため、時間と労力がかかります。
  3. 広告が多すぎるとウザがられる
    • ユーザーは広告を見すぎると飽きてしまうことがあります。特にインスタは広告が多いので、同じ広告を何度も見せてしまうと、逆効果になることもあります。

以上のように、インスタ広告にはいくつかのメリットとデメリットがありますが、自分の商品やサービスに合った方法でうまく使えば、大きな効果を期待できるでしょう。

インスタ写真広告の掲載場所

インスタの写真広告は、フィード、ストーリーズ、発見タブの3つの場所に掲載できます。

掲載場所特徴
フィードアプリ起動時に表示される投稿で、随時更新されます。
ストーリーズフルスクリーン表示で、24時間で消える形式です。
発見タブ興味に基づいてフォローしていないアカウントの投稿が表示されます。

1. フィードの活用

インスタグラムのフィードは、アプリを開いたときに最初に見える画面の投稿のことです。内容は常に更新されていて、ユーザーはフォローしているアカウントの投稿や広告をスワイプして見ることができます。

このフィードを使って、自社のブランドや商品、サービスなどを魅力的に紹介することができます。

ストーリーズの活用

ストーリーズは、画面全体を使った縦型の表示が特徴です。投稿した内容は24時間で消えるため、特別な情報やトレンドを伝えるのに適しています。特に、若い女性の44%が、ファッションに関する情報をインスタストーリーから得ているため、広告としてもとても効果的です。

3. 発見タブ

発見タブでは、ユーザーの趣味や興味に合わせて、まだフォローしていないアカウントの投稿が表示されます。これにより、潜在的な顧客にリーチでき、自社ブランドの商品をより多くの人に知ってもらうことが可能です。フィード投稿と同じ形式の画像を使って、広告を投稿することもできます。

インスタ写真広告のサイズやテキストの規定

インスタ写真広告のサイズやテキストの規定について、「Instagramフィード」「Instagramストーリーズ」「Instagram発見タブ」の3つに分けて解説します。

Instagramフィードのサイズ・テキストの規定

Instagramフィードとは、アプリを開くとすぐに見られる、常に最新の写真や動画のリストです。ここでは、フォロー中のアカウントや広告のコンテンツが流れてきます。

このフィードを利用して、製品やサービス、さらにはブランドの魅力をアピールすることができます。目を引く商品画像を投稿して、商品の詳細について知ってもらいましょう。また、魅力的な写真でブランドの個性を表現することも可能です。

デザインに関する推奨事項

  • 画像のファイルタイプ:JPGまたはPNG
  • アスペクト比:1:1
  • 解像度:最低でも1,080 x 1,080ピクセル

テキストに関する推奨事項

  • メインテキスト:125文字以内
  • 見出し:40文字以内
  • ハッシュタグの使用可能数:最大30個

技術的要件

  • ファイルサイズの上限:30MB
  • 最小画像幅:500ピクセル
  • 最小アスペクト比:400 x 500
  • 最大アスペクト比:191 x 100
  • アスペクト比の許容誤差:1%

Instagramストーリーズのサイズ・テキストの規定

Instagramストーリーズは、ビジネスの魅力をダイナミックに伝える没入型のプラットフォームです。スタンプや絵文字を使って、創造的な要素を追加することもできます。ストーリーズ広告は縦型で全画面表示され、ユーザーの通常のストーリーズ視聴の間に挿入されます。

Instagramストーリーズの画像広告は、5秒から16秒間表示されたり、ユーザーがストーリーズをスワイプアウトするまで表示され続けたりします。

デザインに関する推奨事項

  • 画像ファイルタイプ:JPGまたはPNG
  • アスペクト比:9:16
  • 解像度:最低1,080 x 1,080ピクセル
  • テキストやロゴの配置:画像の上部約14%(250ピクセル)および下部約20%(340ピクセル)には配置せず、プロフィールアイコンやコールトゥアクションによって重要な要素が隠れないように注意。

テキストに関する推奨事項

  • メインテキスト:125文字以内

技術的要件

  • 最大ファイルサイズ:30MB
  • 最小画像幅:500ピクセル
  • アスペクト比の許容誤差:1%

Instagramの発見タブのサイズ・テキストの規定

Instagramの発見タブは、ユーザーの興味や関心に基づいて厳選されたコンテンツを提供する場所です。このタブは検索ページにあり、まだフォローしていないアカウントの投稿が表示されるため、新しいコンテンツに出会うチャンスが広がります。発見タブの広告は通常の投稿の間に自然に挿入され、オーガニックコンテンツと見分けがつかないほど自然に溶け込みます。

発見タブでは、画像を使って製品やサービス、ブランドを効果的に紹介できます。目を引く商品画像を投稿して、詳細を気になるように促しましょう。また、独特な写真を使用することで、ブランドの個性を際立たせることができます。発見タブの広告はInstagramフィード広告と同様のフォーマットで表示されるため、統一感のあるブランディングが可能です。

デザインの推奨事項

  • 画像のファイルタイプ:JPGまたはPNG
  • アスペクト比:9:16
  • 解像度:最低1,080 x 1,080ピクセル

テキストの推奨事項

  • メインテキスト:125文字以内

技術的要件

  • 最大ファイルサイズ:30MB
  • 最小画像幅:500ピクセル
  • アスペクト比の許容誤差:1%

インスタ写真広告以外の広告種類

インスタ写真広告以外の広告種類は、カルーセル広告とコレクション広告があります。下記3つのInstagramの広告の特徴と適している使用シーンについて解説します。

  • 写真広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告

写真広告

インスタ写真広告は、単一の画像とテキストで構成されるシンプルな広告です。フッター部分に簡潔なメッセージや呼びかけを加えることができます。

新製品の紹介やブランド認知度の向上に効果的です。直接的で明確なメッセージを伝えたいときに最適で、ビジュアルが印象的な単一の商品やサービスを強調したい場合に使われます。

カルーセル広告

カルーセル広告では、1つの広告枠内で最大10枚の画像を使用でき、それぞれの画像に異なるリンクを設定することが可能です。ユーザーは左右にスワイプして複数の画像や情報を見ることができます。

製品ラインナップや様々なサービスの紹介に適しています。また、ストーリー仕立てで製品の特徴を順に説明することもできるため、詳細な情報を段階的に伝えたいときに有効です。例えば、旅行プランやファッションアイテムのコーディネートなどを紹介するのに役立ちます。

コレクション広告

コレクション広告では、カバー画像またはビデオに加えて、3点の商品画像が一覧で表示される形式です。これにより、製品を直接的かつ視覚的に魅力的に紹介することができます。

eコマースやオンラインショップに最適で、ユーザーが画像をクリックすると直接購入ページに誘導されます。複数の関連商品を同時に紹介し、ユーザーにショッピング体験を提供する際に効果的です。特に新コレクションの発表や特定のキャンペーンでのプロダクトラインの強調に使用されます。

インスタ写真広告の費用の仕組み

インスタ広告の費用は、以下の3つの課金方法から選べます。

課金方法説明
クリック課金(CPC)ユーザーが広告をクリックするたびに課金。
インプレッション課金(CPM)広告が1,000回表示された時点で課金。
アプリインストール課金(CPI)ユーザーが広告からアプリをインストールした時に課金。

クリック課金方式(CPC)

クリック課金方式(CPC)は、ユーザーが写真広告をクリックするたびに料金がかかる仕組みです。広告が見えていても、ユーザーがクリックしなければ料金は発生しない仕組みです。

一般的な費用は1クリックあたり50~100円程度で、広告運用が初めての人でも扱いやすいのが特徴です。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM)は、広告が1,000回表示されると費用が発生する仕組みです。この方法は、たくさんの人に広告を見てもらいたい時に適しています。費用は大体、1,000回表示で500円から1,000円くらいです。

例えば、テレビでCMが流れる回数に応じて料金が決まるようなイメージです。

アプリインストール費用(CPI)

アプリをインストールする時にかかる費用(CPI)は、インスタ写真広告を通じて、アプリがインストールされた場合に発生する仕組みです。

一般的には、1回のインストールあたり100円から150円程度の費用が目安です。

インスタ 写真広告に関するよくある質問

インスタ 写真広告に関するよくある質問と回答を一覧でまとめています。

インスタの写真広告とはどのようなものですか?

写真広告はインスタグラム広告の中でも基本的なフォーマットで、静止画とキャプション(テキスト)を表示できます。「フィード」「ストーリーズ」「発見タブ」に掲載することが可能です。

500円でインスタ広告を出すとどれくらいの効果が得られますか?

インスタ広告を1日500円で配信すると、およそ500~1,000回のインプレッションを期待できます。1日500円を基準にする場合、1ヶ月で15,000円の費用がかかることになりますが、場合によって効果や費用が異なるので、実際に広告出稿するときには注意が必要です。

インスタ広告の20%ルールについて教えてください。

Instagram広告では、掲載する広告全体に対しテキスト要素の割合を20%以内に抑える必要があります。テキスト要素が多ければ、多いほどリーチできる人数が制限されてしまうため、このルールを遵守することが大切です。

インスタで集客を成功させるコツは?

インスタで集客を成功させるためには、ハッシュタグを上手く活用したり、インフルエンサーとのコラボを積極的に行うことが大切です。「インスタで集客を成功させるコツとは?やりがちな失敗も紹介」や「インスタ集客を成功させるコツ10選!よくある失敗例も紹介」の記事が参考になります。

インスタとThreadsの違いはなんですか?

インスタは画像がメインのSNSですが、Threadsは、文章がメインのSNSです。それぞれSNSとしての用途が異なります。

マーケメディアでは、インスタの広告出稿や集客に関する資料を多数掲載しているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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