「インフルエンサーに広告を依頼する場合の費用相場を知りたい」
「依頼する際のディレクション型とプラットフォーム型の違いを知りたい」
そんな悩みを抱えている企業のマーケティング担当者はいませんか?
インフルエンサーに広告を依頼する場合の費用相場や、ディレクション型とプラットフォーム型の違い、インフルエンサーに支払う報酬以外で発生する費用、SNS媒体別の費用相場、費用対効果を高めるための方法について解説するよ!
企業の担当者と、現在活動中のインフルエンサーに参考になる記事ですので、ぜひ最後までご覧ください!
インフルエンサーの広告費用相場は?
インフルエンサーの広告費用相場は、フォロワー数×3円が費用相場です。
施策全体の進行を丸投げするインフルエンサーマーケティングの広告代理店にすべて依頼する「ディレクション型」か、企業とインフルエンサーをマッチングするサイトを利用する「プラットフォーム型」かによって異なりますが、安くて1.5円程度で、高くて5円程度です。
ディレクション型で発生する費用
ディレクション型の場合には、代理店に支払うディレクション費用が一人あたり2万円程度必要です。
例えば、一人あたり2万円のディレクション費用が発生すると仮定した場合には、インフルエンサー10人に依頼すると、20万円のディレクション費用が発生します。
プラットフォーム型で発生する費用
プラットフォーム型の場合には、インフルエンサーの報酬の30%程度がプラットフォーム利用料として発生します。
例えば、フォロワー単価3万円で、フォロワー1万人のインフルエンサー10人に依頼する場合には、9万円がプラットフォームの利用代として発生します。
インフルエンサーに支払う報酬以外で発生する広告費は?
インフルエンサーに依頼する場合、報酬以外にもさまざまな費用がかかります。具体的には、以下のような費用が発生することが多いです。
商品提供費(ギフティング)
インフルエンサーにPRをお願いする際、宣伝する商品を提供するのが一般的です。この商品代や配送料は依頼主が負担します。
実際に商品を使ったり体験してもらったうえで発信してもらえるので、自然な形のPRが期待できます。
交通費や宿泊費
インフルエンサーをイベントや店舗に招待して体験してもらう場合、移動費や宿泊費が必要になることがあります。
特に、観光地や特定の場所を宣伝する場合はこれが重要です。また、人気のユーチューバーなどを依頼する場合、撮影スタッフを含む複数人分の費用がかかることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
ディレクション費
インフルエンサーを選んだり、プロジェクトを進めたりする作業は意外と手間がかかります。そのため、専門の代理店に依頼するケースも増えています。
代理店を利用すれば、インフルエンサーの選定や管理、広告の進行までまとめてサポートしてもらえます。ただし、ディレクション費用が追加で発生するので、予算に合わせて活用することが大切です。
マッチングプラットフォームの利用料
インフルエンサーを効率的に見つけるには、マッチングプラットフォームが便利です。フォロワー数や反応率などを参考にして、目的に合った人を探せます。
ただし、プラットフォームの利用料や、インフルエンサー報酬の10~30%ほどの成約費がかかる場合があります。利用する際はコストを確認しておきましょう。
インフルエンサーに広告を依頼するSNS媒体の費用相場
インフルエンサーに広告を依頼するSNS媒体の費用相場は、以下のとおりです。
- Youtube:フォロワー単価3円~5円
- Instagram:フォロワー単価2円~4円
- X(Twitter):フォロワー単価2円
- TikTok:フォロワー単価1円~3円
しかし、サービスや商品にインフルエンサーが抱えるフォロワー層がどの程度マッチしているか、抱えているフォロワー数が多いかによって費用相場が異なります。
一般的に、フォロワー数の多いインフルエンサーの方が高くなりがちですが、一人で活動しているわけではなく、インフルエンサーがマネージャー等を含む複数人で活動していることも要因の1つです。
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インフルエンサー依頼で費用対効果を高める7つのポイント
インフルエンサー依頼で費用対効果を高めるポイントは、以下の7つです。
- フォロワー属性を重視する
- 自然な投稿内容を心がける
- 投稿内容をインフルエンサー任せにしない
- マイクロインフルエンサーを活用する
- PR代理店を慎重に選ぶ
- 長期的なパートナーシップを検討する
- キャンペーンやコンテスト形式を活用する
それぞれ、解説します。
フォロワー属性を重視する
フォロワー数の多さに注目しがちですが、最も大切なのはフォロワーの属性が自社のターゲットと一致しているかどうかです。
たとえば、20代女性向けの商品を宣伝する場合、10代のフォロワーが多いインフルエンサーでは効果が薄くなります。依頼前に投稿内容やフォロワー属性を詳しく確認し、適切な人選を行いましょう。
自然な投稿内容を心がける
広告感が強すぎる投稿はフォロワーに不信感を与えることがあります。
普段の投稿スタイルと一貫性を保ちながら、インフルエンサー自身が商品を自然に紹介できるような内容を目指しましょう。インフルエンサーと事前に打ち合わせをし、意見を共有しながら進めるのがポイントです。
投稿内容をインフルエンサー任せにしない
インフルエンサーのクリエイティブを尊重する一方で、完全に任せると意図が伝わらない投稿になることがあります。
商品紹介が短すぎる、他の商品と一緒に紹介されて自社の特徴が埋もれてしまう、といった問題を避けるため、事前に内容を確認する時間を設けましょう。特に「商品紹介の時間」と「意図した訴求内容」のチェックは必須です。
マイクロインフルエンサーを活用する
フォロワー数は少なくても、エンゲージメント率が高いマイクロインフルエンサーを活用するのも効果的です。
ニッチなターゲット層にアプローチしやすく、費用を抑えながら高い反応が期待できます。大規模インフルエンサーに比べて競争率が低いため、柔軟な提案が可能になる場合もあります。
ナノインフルエンサーとマイクロインフルエンサーとの違いについては別記事が参考になります。
PR代理店を慎重に選ぶ
代理店を利用する場合、インフルエンサーの選定だけでなく、効果測定まで対応してくれるかを確認しましょう。
一部の代理店では施策実施に留まり、効果検証が不十分な場合があります。初回相談時に「効果測定や費用対効果へのコミットがあるか」をしっかり確認することが重要です。
長期的なパートナーシップを検討する
一度きりの依頼よりも、インフルエンサーと長期的なパートナーシップを築くことで、ブランド認知が深まり、より効果的なプロモーションが可能になります。
長期契約は単発契約よりコストを抑えられる場合もあり、フォロワーへの信頼性も高まります。
キャンペーンやコンテスト形式を活用する
インフルエンサーの投稿にあわせて、フォロワーが参加できるキャンペーンを実施するとエンゲージメントが向上します。
たとえば、ハッシュタグを使った投稿企画やプレゼントキャンペーンは、フォロワー自身がブランドを広める手助けになります。これにより、投稿の影響力がさらに拡大します。
これら7つのポイントを活用することで、インフルエンサー依頼の効果を最大限に引き出し、効率的なマーケティングを実現できます。
インフルエンサーの広告費用相場に関するよくある質問
インフルエンサーの広告費用相場に関するよくある質問をまとめています。
フォロワー数によって広告費用は異なりますか?
インフルエンサーが抱えているフォロワー数によって、広告費は異なります。一般的に、抱えているフォロワー数が少ないほど費用が安くなる傾向があります。
メガインフルエンサー(フォロワー数:100万人–)広範囲にリーチできるため、全国的なブランドやサービスの認知度を高めるのに適しています。ただし、報酬は高額になりがちです。
ミドルインフルエンサー(フォロワー数:10万人–100万人)特定のジャンルで強い影響力を持ち、費用対効果が良い選択肢です。ジャンル特化型の商品やサービスに適しています。
マイクロインフルエンサー(フォロワー数:1万人–10万人)ニッチなターゲット層に向けたプロモーションに最適で、エンゲージメント率が高い傾向があります。費用も比較的安価です。
ナノインフルエンサー(フォロワー数:–1万人) 地域や特定のテーマで活動しており、身近さや信頼感が強みです。低コストでリアルな口コミ効果が期待できます。
専門の分野に対して、強い影響力をもったインフルエンサーは、KOLと呼ばれています。
商品提供のみで依頼できますか?
商品提供のみでの依頼も可能です。特にマイクロやナノインフルエンサーは商品の実使用を発信することでフォロワーの共感を得やすい傾向があります。
ただし、商品の価値が依頼の成否に大きく影響します。高価値な商品ほどインフルエンサーが積極的に取り組む可能性が高く、事前にインフルエンサーの興味や関心を把握しておくことが成功の鍵です。
成果報酬型と固定報酬型の違いは?
成果報酬型は、インフルエンサーのパフォーマンスに応じて報酬を支払う形式で、費用対効果を明確にしやすい点が特徴です。
一方、通常の契約は固定報酬を支払うため、費用の予測が立てやすい利点があります。ただし、成果報酬型では効果測定の基準を明確に設定する必要があり、不十分な基準設定はトラブルの原因となることがあります。目的に応じた契約形式を選びましょう。
初めてインフルエンサーに依頼する際の注意点は?
初めてインフルエンサーに依頼する際は、報酬の透明性を確保することが最優先です。また、投稿内容を事前に確認し、広告感が強すぎない自然な表現を意識しましょう。
さらに、インフルエンサーとの信頼関係を築くために、依頼内容を丁寧に説明し、双方の期待値をすり合わせることが重要です。炎上リスクへの配慮やSNSガイドラインの確認も忘れずに行いましょう。
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