「ChatGPTは音声入力ができる?」「ChatGPTで入力が追いつかない内容を音声入力したい!」など、ChatGPTについて疑問をお持ちではありませんか。最近何かと話題のChatGPTですが、音声入力が使えると文字起こしによる議事録の作成や翻訳、要約など、仕事や学習、プライベートでもChatGPTの使用の幅がさらに広がります。
今回は、ChatGPTで音声入力を使用する方法や、ChatGPTの音声入力をうまく使うためのポイントなどをご紹介します。
本記事では、以下のような内容を解説します。
ChatGPTは音声入力が可能
ChatGPTは、音声入力で利用できます。
ただ、ChatGPTはテキストベースのAIモデルとなっているため、Web版のChatGPT単体では基本的に音声入力で質問をすることができません。
しかし、音声認識技術を使用したアプリケーションやデバイスなど、さまざまなツールも登場しています。
それらを利用することで、音声をテキストに変換すれば、ChatGPTのようなテキストベースのAIモデルでも音声入力が可能になり、効率化につながります。
音声入力をChatGPTを利用する方法は、次の章以降でご紹介します。
スマホ版ChatGPTアプリを利用する
ChatGPTのWeb版は音声入力ができないと説明しましたが、アプリ版のChatGPT音声入力が可能になりました。
こちらのChatGPTアプリは2023年5月に初めて日本向けにリリースされたもので、これまで音声入力のできるChatGPTアプリは国内では登場していませんでした。
Web版のChatGPTと同様、基本的に無料で利用できますが、アプリ内課金もあり、さらに便利にChatGPTを利用することも可能です。
すでにWebで有料版のChatGPTを登録している人であれば、ChatGPTアプリにログインすることでそのまま有料版のChatGPTと同じ機能を使うことができるのも特徴です。
Web版ChatGPTとアプリ版ChatGPTで連携しているので、ChatGPTとの過去のトーク履歴がChatGPT WebとChatGPTアプリどちらでも確認できるのも魅力でしょう。
現在は、Android向けのChatGPTアプリも登場しているので、iphoneユーザー以外もChatGPTのサービスを利用できるようになり、さらにChatGPTの利用が便利になりそうです。
一点注意したいのが、アプリストアにはChatGPTに類似したサービスもある点です。必ずOpenAIのリリースしているChatGPTアプリかどうかを確認してからダウンロードしましょう。
音声入力機能を利用する
ChatGPTの音声入力ができるアプリをご紹介しましたが、仕事中にブラウザでChatGPTを使用したいというケースなどもあるでしょう。
そこで、この章ではChatGPTアプリを利用しなくても音声入力でテキストを生成する方法を3つご紹介します。
Web版のChatGPTで、音声入力をしたい方は参考にしてみてください。
Voice In – Speech-To-Text Dictation
ChatGPTを音声入力で使用するための機能として、Voice Inというものがあります。
こちらは、Google Chromeの拡張機能です。Chromeのウェブストア内でインストールすることができます。
こちらの拡張機能を追加すると、Chrome上で開いているページであれば、音声入力でテキストを入力できるようになります。
つまり、拡張機能をストアで追加し、ChatGPTをChromeで開けば、ChatGPTのテキスト入力が音声で入力できるということです。
Macの音声入力
ChatGPTの音声入力として、Macの音声入力機能を利用する方法もあります。
こちらの音声入力機能は、もともとMacに搭載されているため、拡張機能の追加などは不要です。
メニュー画面から設定を変更することで、ChatGPTへの入力も音声入力でできるようになります。
詳しい音声入力機能の説明と、設定の方法はこちらを参考にしてみてください。
Windowsの音声認識機能
ChatGPTで音声入力をする際に、Windowsの音声認識を利用する方法もあります。こちらは、MacやChromeのように、Windowsに備わっている機能です。
音声入力機能を利用したいときは、マイクと音声認識のセットアップを行う必要があります。
セットアップを完了することで、ChatGPTでも音声入力ができるようになるのです。
ChatGPTでWindowsの音声認識機能の使い方を確認したい方は、こちらを参考にしてみてください。
ChatGPTで音声入力をする際のポイント
ChatGPTをはじめ、音声入力をする際にうまく入力ができないこともあります。
そんなときは、以下のようなポイントに注意してみましょう。
それぞれ、簡単に解説します。
・音声入力デバイス
音声入力を行うためには、マイク付きのコンピュータ、スマートフォン、タブレット、または専用の音声入力デバイスを使用します。高品質のマイクを備えたデバイスを選ぶことで、音声認識の精度が向上します。
・オンライン音声入力ツール
オンライン音声入力ツールも利用できます。これらのツールはウェブブラウザを介して動作し、音声をテキストに変換します。一部のツールは無料で提供され、ブラウザでアクセスできます。
・設定とカスタマイズ
音声認識ソフトウェアやデバイスを使用する前に、設定とカスタマイズを行います。これには、音声の言語設定、認識精度の調整、音声入力のショートカットキーの設定などが含まれます。
・トレーニングと改善
音声入力を使用するときは、モデルが正確に認識できるように明瞭に話すことが大切です。また、音声認識エンジンは使用するたびにトレーニングされ、精度が向上します。
音声入力は便利なツールであり、テキスト入力に比べて速く効率的です。そして、環境やデバイスに注意を払い、認識精度を向上させるための設定とトレーニングを行うことでさらに快適に使用できるようになるでしょう。
ChatGPTで音声入力を使うメリット
ChatGPTを音声入力で利用できるようになると選択肢も増え、ChatGPTにテキストで入力するよりもさまざまなメリットがあります。
ここでは、ChatGPTで音声入力を行う場合の以下のようなメリットを解説します。
・高速な入力
音声入力は通常、タイピングよりも速く情報を入力できます。特に長文を書く場合や、手が使えない状況(運転中や歩行中など)で便利です。
・手の負担軽減
音声入力を使用することで、キーボードやスマートフォンの画面に文字を打つ必要がなくなり、手の負担を軽減できます。これは、長時間の入力作業を行う場合や、リウマチなどの手の問題を抱えている人にとって特におすすめです。
・自然なコミュニケーション
音声入力は自然なコミュニケーション形式です。言葉で考えたことをそのまま表現することができ、文書化する手間が軽減されます。
・誤入力の減少
キーボード入力に比べて、音声入力は誤入力のリスクが低い傾向があります。タイピング時のタイポやスペルミスを減らし、文章の品質を向上させることができます。
・バリアフリーなアクセス
音声入力は、身体的な制約を持つ人や障害を抱える人々にとってバリアフリーなアクセス手段として役立ちます。テキスト入力が難しい場合でも、音声入力を使ってコンピュータやスマートフォンを利用できます。
・多言語対応
音声入力システムは英語や日本語以外にも多くの言語をサポートしており、異なる言語でのコミュニケーションが容易です。翻訳作業にも役立ちます。英会話を通して英語学習に活用しているユーザーもいるようです。
・効率的なドキュメンテーション
音声入力は会話を記録するのにも役立ち、会議や講義の録音、アイデアの保存など、効率的なドキュメンテーション手段として使用できます。
一般的に、音声入力はテキスト入力に比べて効率的で、特に特定の状況や必要性に応じて利用されています。ただし、環境のノイズや認識精度の向上が課題であることもあるため、適切な設定やトレーニングが必要です。
ChatGPTで音声入力を使う方法まとめ
結論として、ChatGPTへの音声入力は効率的な対話ツールであり、テキスト入力に比べて多くのメリットがあります。
特に高速な入力、手の負担軽減、自然なコミュニケーション、誤入力の減少、バリアフリーなアクセス、多言語対応などが挙げられます。ChatGPTへの音声入力は、日常生活から仕事まで幅広い用途に利用でき、特に移動中や手が使えない状況で重宝します。
しかし、環境ノイズや認識精度の向上に注意が必要です。適切な設定とトレーニングを行い、ChatGPTへの音声入力の利点を最大限に活用しましょう。
また、ChatGPTのほかの新しい技術の進化にも注目し、音声入力の利便性をさらに向上させる可能性に期待しましょう。
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