「Web全般の広告を運用したいが、知識がない」
「広告運用のスキルを向上させるためにおすすめの資格を探している」
そんな悩みをお持ちのWeb広告運用の担当者はいませんか?
本記事では、Web広告を理解し、広告運用するためのおすすめの資格を一覧で9つ紹介します。また、広告業界に就職したいと考える大学生にも参考になる記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。
Web広告資格のおすすめ9つ
Web広告を運用するために取得しておきたいおすすめの資格を9つ紹介します。
以下は、一般的に、比較的知名度の高いWeb広告に関連性のある資格です。
資格名 | 説明 |
---|---|
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ) | Googleアナリティクスの知識を測る資格です。 |
Google広告認定資格 | Google広告の利用に関する専門知識を認定します。 |
Webアナリスト検定 | Webサイトのデータ分析に関する知識を評価します。 |
マーケティング・ビジネス実務検定 | マーケティングの基礎的な知識を確認します。 |
IMA検定 | インターネットマーケティングのスキルを試します。 |
Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト | Metaの広告に関する知識を証明します。 |
統計士・データ解析士 | データ分析の専門知識を評価します。 |
ネットマーケティング検定 | ネットマーケティングの知識を評価します。 |
SEO検定 | 検索エンジン最適化に関する知識を確認します。 |
それでは、それぞれの広告に関する資格について、詳しく解説します。
広告資格①Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleが公式に行っている試験で、無料で受けることができます。合格するには、80%以上の正解が必要で、初級と上級があります。有効期限は1年なので、その点に注意が必要です。
1日に1回受けることができ、回数に制限はありません。まずは1回受けてみて、試験がどのようなものかを確認し、間違えたところを中心にGoogleの公式学習ガイドを使って学ぶことをおすすめします。そして、合格するまで何度でも挑戦してみてください。
わからないところがあれば、Googleアナリティクスのヘルプを参考にしてみると良いでしょう。出題される問題の内容は以下の通りです。
出題内容 | 説明 |
---|---|
Googleアナリティクスのデータ収集 | Googleアナリティクスの収集方法について |
Googleアナリティクスの見方 | Googleアナリティクスの読み取り方について |
Googleアナリティクスの仕様 | Googleアナリティクスの基本的な機能について |
自分で設定する項目 | カスタム設定の方法について |
基本的な問題が多いですが、合格基準が高いため、基礎知識をしっかりと身につけることが重要です。
広告資格②Google広告認定資格
Googleが提供する「Google広告認定資格」について説明します。これは、広告の専門知識を持っていることを示すためのものです。資格は以下の6種類があり、自分が受けたいものを選んで受験できます。
資格の種類 | 内容 |
---|---|
検索広告 | 検索結果に表示される広告 |
ディスプレイ広告 | ウェブサイトに表示されるバナー広告 |
動画広告 | 動画プラットフォームで流れる広告 |
ショッピング広告 | 商品情報が表示される広告 |
アプリ広告 | アプリのインストールを促す広告 |
測定 | 広告の効果を計測する技術 |
これらの試験は基礎的な問題が多いですが、合格するためには正答率80%以上が必要です。従って、広告の基本をしっかりと理解しておくことが大切です。この資格を取得することで、オンライン広告の専門家であることを証明できます。
広告資格③Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、テキストや講座を使って受験できる試験です。合格するには、各カテゴリで40%以上、全体で75%以上の正解が必要です。
この試験は、広告運用の効果を測るために重要なツールであるGoogleアナリティクスをしっかり学べる内容です。1日5時間の短期集中型講座で、分析の具体的な方法や手順、考え方を中心に学びます。基礎から学べるので、分析ツールを初めて使う人にも適しています。この資格は非常に実用的です。
講座とセットで受験できるため、合格率は約80%と高いのも特徴です。
広告資格④マーケティング・ビジネス実務検定(R)
国際実務マーケティング協会が主催するマーケティング・ビジネス実務検定(R)は、年に4回行われています。この検定は、A、B、Cの3つのランクがあり、幅広い知識が求められます。具体的には、基本的なマーケティングの概念や消費者行動、マーケティング戦略、実務レベルの事例についての理解が必要です。
この試験に合格すると、広告運用における集客力を高めることができます。合格率は各級で約70%で、各級のレベルは次の通りです。
級 | レベル |
---|---|
A級 | マーケティング・戦略レベル(戦略立案や意思決定ができる) |
B級 | マーケティング業務を運営できる応用レベル |
C級 | 定型業務をこなすための基礎的な知識があるレベル |
自分のマーケティング知識に合った級を選んで受験しましょう。
広告資格⑤IMA資格
IMA資格のネットマーケティングスキルをすぐに活かせる資格試験です。この講座では、資格試験を受けることができ、オンラインで学ぶことができるのが大きな魅力です。
Standardコースでは、サイト分析やリスティング広告の運用に関するスキルを学びます。一方、Professionalコースでは、様々な広告媒体の特徴を理解し、広告プランを作成する方法やKPI管理の知識を身につけることができます。
広告運用のコンサルタントとして活動したい方は、Professionalコースに挑戦してみると良いでしょう。
広告資格⑥Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト
Meta社が運営する3つのSNS、Facebook、Instagram、Messengerについての基本的な広告の知識が問われます。
Meta社には他にも8つの認定資格がありますが、広告を運用するにはデジタルマーケティングアソシエイトが最も実用的でおすすめです。SNS広告に力を入れたい方は、ぜひ受験してみてください。
広告資格⑦統計士・データ解析士
この資格は、統計士やデータ分析士として認定されるための通信講座を修了することで取得できます。統計士は「現代統計実務講座」を、データ解析士は「多変量解析実務講座」を受ける必要があります。このコースは、日本で唯一の文部科学省が認めた統計関連の通信教育であり、信頼性が高いのが特徴です。
この資格を取得すると、広告運用においてデータを詳しく分析できるようになります。正確な分析は、効果的な広告を作るために必要不可欠です。分析力を高めたい方にとって、この資格はとてもおすすめです。
広告資格⑧ネットマーケティング検定
ネットマーケティング資格は、マーケティングの知識や技術をしっかりと試すための本格的な試験です。この試験では、次のような問題が出題されます。
出題内容 | 説明 |
---|---|
Webサイトを使った調査 | 認知度向上や市場調査を行います。 |
マーケティングリサーチ | 顧客ニーズを把握します。 |
SEOやSEMの実施 | 検索エンジンでの露出を増やします。 |
商品の販売 | 会員向けサイトを作成します。 |
個人でも団体でも受験できる全国一斉試験があります。試験は基礎知識を問う基本問題と、実際の業務を想定した事例問題で成り立っており、合格率は約70%です。
広告資格⑨SEO検定
SEO検定は1~4級まであり、「検索エンジン最適化」について基礎から応用まで学ぶことができます。
各級のレベルと内容は以下の通りです。
級 | 内容 |
---|---|
4級 | 基礎的な内容から最低限知っておくべき知識 |
3級 | 実践的なSEO対策とキーワード選定の方法 |
2級 | 検索エンジンに高く評価されるコンテンツの作り方やSNSとSEOの関連性 |
1級 | モバイルSEOやローカルSEO、ナショナルSEOなどの専門的な知識 |
広告運用をする際に特にお勧めなのは2級です。これは最も実践的で役に立つ内容が学べます。
広告資格に関するよくある質問
広告資格に関するよくある質問をまとめています。
Webマーケターになるために資格は必要ですか?
Webマーケティングの仕事は資格がなくても可能ですが、資格を持つことでより信頼を得やすくなります。資格は就職や転職の際に役立ち、客観的な指標としてスキルや知識を示せるため、高い評価を受けやすくなります。
Webマーケターの年収はどのくらいですか?
職種別で確認すると、Webマーケティングの平均年収は約517万円です。続いて、データサイエンティストは、平均年収は、約532万円です。(参考:doda)
Web解析に関する国家資格は存在しますか?
ウェブ解析士は、ウェブ関連職に必要な国家資格ではありません。
Webマーケティングの国家資格は存在しますか?
Webマーケティングに直接関連する国家資格は存在しません。いずれも国家資格に比べて受講や取得が容易だと言われている民間資格です。なお、Webマーケティング関連の国家資格としては中小企業診断士が挙げられますが、内容はマーケティングというよりコンサルティングの分野に関するものです。
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