Twitterインプレッションは、アカウント運用の成果を知るための重要な指標です。エンゲージメントとの違いを正しく理解し、効果的な施策を打ち出せるようにしましょう。Twitterインプレッションの確認方法や数を増やすコツなどをご紹介します。
Twitterを通して投稿したツイートがユーザーのタイムラインに表示された回数を示すのが、インプレッション数です。拡散性の強いSNSであるTwitterをマーケティングにおいて効果的に運用するには、インプレッション数を増やす努力が欠かせません。
今回はTwitterのインプレッションの重要性や確認方法、知っておきたい注意点、改善のポイントなどをご紹介します。
■Twitterインプレッションとは?
特に拡散性の強いSNSであるTwitterでは、リツイート機能を上手く利用すれば飛躍的にインプレッション数を伸ばすことが可能です。ただし、インプレッション数が増えたからといって、ユーザーが投稿の隅々までチェックしてくれているとは限りません。
Twitterのインプレッション数は、あくまで投稿がユーザーのタイムラインに露出された回数であると認識しておきましょう。とても重要であるインプレッション数を増やすための施策も解説しているので、ぜひご覧下さい。
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Twitterインプレッションの仕組み
インプレッションという言葉は、Twitterだけではなく広告の運用などでも用いられています。オンライン広告が何回ユーザーに向けて表示されたかを示すものです。
Twitterにおいては、まずフォロワーの数がインプレッションに影響します。フォローしてくれているユーザーが多ければ、安定的に投稿を多くの人々に届けられるでしょう。
また、フォロワー以外のユーザーにアピールするには、リツイート機能を上手く利用する必要があります。第三者が自社の投稿をリツイートしてくれれば、自社のアカウントをフォローしていない層のタイムラインにまで投稿を表示させられるからです。
■Twitterインプレッションとエンゲージメントの違い
Twitterのインプレッションと混同されがちなのが、エンゲージメントまたはエンゲージメント率です。エンゲージメントとは、ユーザーが投稿されたツイートに対して実際に何らかのアクションをおこすことを意味します。また、エンゲージメント率は以下の計算式で求められます。
エンゲージメント率=(エンゲージメント数÷インプレッション数)×100
具体的には、次のようなアクションがエンゲージメント数に含まれます。
- いいね
- ツイートの詳細表示
- リツイート/引用リツイート
- 写真やリンク、ハッシュタグのクリック
- プロフィールページへの移動
- リプライ
- アカウントのフォロー
ユーザーが投稿の内容に興味を持って、アクションを起こしている様子が伺えるでしょう。一方でインプレッション数は、タイムラインに表示された回数を示すものです。
インプレッション数だけではしっかりと読んでもらえているか、その後のユーザーがどんな行動を取ったかまでは把握できません。Twitterのインプレッションとエンゲージメントの違いは、しっかりと理解しておきましょう。
例えば、フォロワー数を増やしたいときにはプロフィールページへのアクセス数に注目することが重要です。プロフィールはフォローをするかどうか迷ったときにチェックされることの多いページだからです。
「インプレッション数が多いのにプロフィールへのアクセスが少ない」「プロフィールへのアクセスは多いのにフォロワー数が伸びない」といった場合には、それぞれ異なる課題が潜んでいる可能性があります。
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■Twitterインプレッションが重要とされる2つの理由
Twitterのインプレッションが重要なのは、次の2つの理由からです。
- 作業効率が上げられる
- 企業の知名度アップにつながる
マーケティング対策としてSNSの運用をおこなっている企業は多いですが、成果が出るまでには一定の時間と労力を投資する必要があります。少しでも効率的に運用をするために知っておきたいのが、インプレッションの重要性です。
作業効率が上げられる
まずインプレッション数を増やすことで、作業効率が上げられます。企業アカウントをフォローしてもらうには、定期的な投稿だけでは難しく、ユーザーに有益な情報を提供し続ける必要があります。
フォロワー数が伸びなければ、情報を届けられる範囲が限られてしまうのが現状です。そこで注目したいのがインプレッション数です。
フォロワー以外のユーザーにもアピールできる機会を得るには、興味関心をひく投稿を作成しリツイート数を増やすようにしましょう。例え限られたフォロワーしかいなくても、コンテンツの質が良ければ数倍数十倍のインプレッション数を獲得できる可能性があります。
企業の知名度アップにつながる
インプレッション数を意識して運用することで、最終的には企業の知名度アップを図れるでしょう。インプレッション数が増えるということは、多くのユーザーの目に留まる機会が増えることを意味します。
一般的に知名度を高めようと思うと、費用をかけて広告の出稿を依頼する必要があります。しかし、Twitterのインプレッション対策であれば、無料で広告と同じような効果が期待できるのです。
コストパフォーマンス良く知名度を上げようとする場合には、Twitterのインプレッション改善対策に注力する価値があるでしょう。
■Twitterインプレッションの確認方法
Twitterのインプレッションの確認は、次の2つの経路から可能です。
- ブラウザから確認する
- スマホアプリから確認する
両方の見方を把握しておくと、必要なタイミングで気軽にTwitterのインプレッション数を把握できるようになるでしょう。
ブラウザから確認する
まずは基本的なブラウザからの確認方法をご紹介します。ブラウザでアカウントにログインした状態で、次の手順を試してみてください。
- 画面左側のメニューのなかから「もっと見る」をクリックする
- 「アナリティクス」をクリックする
- 画面上部メニューから「ホーム」または「ツイート」をクリックする
スマホアプリから確認する
出先でも簡単にスマホを使ってTwitterのインプレッションを確認したい場合には、アプリを利用してチェックしましょう。アプリからのTwitterインプレッション確認手順は、次のとおりです。
- ツイートの右下にあるアナリティクスマーク(グラフ)をクリックする
- インプレッション数の項目を確認する
アプリではコンテンツごとのインプレッション数を、手軽に確認できます。
■Twitterインプレッションを確認する際の注意点2つ
Twitterアカウント運用の成果を確認するために利用できるインプレッションですが、次の2つの点は注意しておく必要があります。
- 具体的なユーザー情報は把握できない
- 自分もカウントされてしまう
Twitterのマーケティング施策を練る際には、インプレッション数だけでは判断できない部分があるのも事実です。
具体的なユーザー情報は把握できない
インプレッション数は投稿がユーザーのタイムラインに表示された回数を示しますが、どんなユーザーが投稿を見てくれたのかの詳しいデータは確認できません。マーケティング施策を立てる際に重要なユーザの属性を、Twitterのインプレッションから分析できないのはデメリットといえるでしょう。
より具体的な分析を行うためには、専門のツールを利用する必要があります。
自分もカウントされてしまう
1つ目の注意点と関連する部分でもありますが、Twitterのインプレッションはユーザーの具体的な識別がされないため、自分たちが投稿をチェックした数も含まれてしまいます。そこまで頻繁に自社のツイートを確認することはないかもしれませんが、会社のスタッフそれぞれが日々チェックしていたり、担当者が反応を気にして何度もアクセスしていたりすると、第三者ユーザーのみの純粋なコンプレッション数は把握できません。
Twitterアカウントの運用担当者が確認した場合であっても、インプレッション数のカウントに含まれてしまう点は把握しておきましょう。
Twitterのインプレッションとは、投稿したツイートがほかのユーザーのタイムラインに表示された総数であることに注意しましょう。
■Twitterインプレッションを増やす5つの方法
Twitterのインプレッション数を増やすためには、次の5つの方法が有効です。
具体的なインプレッションを増やすコツをマスターして、Twitterの運用効果を上げましょう。順番に詳しく解説します。
質の高いコンテンツを提供する
Twitterのインプレッションを伸ばすための基本となるのが、多くのユーザーに見てもらえる質の高いコンテンツの提供です。いくらスキルを駆使したとしても、コンテンツ自体のクオリティが低ければ意味がありません。
ほかの人に共有したいと思ってもらえるような、タメになるコンテンツやターゲットに刺さるトピックを提供できれば、自然とリツイート数が伸びコンプレッション数が改善します。
定期的にツイートをする
Twitterの運用で意識すべきなのが、定期的なツイートです。ツイートの母数が増えれば、もちろんインプレッション数も増えるでしょう。
さらに、こまめに情報がアップデートされるアカウントだと認識されれば、新たなフォロワーを獲得できるチャンスも生まれます。その時々のトレンドを上手く取り入れながら、定期的なツイートができるように心掛けましょう。
ハッシュタグを活用する
Twitterのインプレッションを増やすためには、ハッシュタグの活用も重要です。ハッシュタグでは自分の興味のある内容を簡単に検索できるため、多くのユーザーが情報を集めるために利用しています。
関連の分野に関心を持っているユーザーへのインプレッション数を増やすために、ハッシュタグの記載を忘れないようにしましょう。特にツイート数の多いハッシュタグであれば、その分多くのユーザーが定期的にチェックしていると予想ができます。反対に、ターゲットを絞ったハッシュタグを記載すれば、届けたい層へ確実に情報を届けることができます。
動画や画像を追加する
視覚的にアピールできる動画や画像は、Twitterのインプレッションを増やすために有効です。特にリツイートされた投稿は、瞬間的にアピールができなければすぐにスクロールされてしまいます。
投稿に動画や画像を添付しておけば、見た人に強いインパクトを残せるでしょう。リツイートを促す面でも、アピール力の強い動画や画像がおすすめです。
インプレッションの高い投稿を上手く利用する
すでにリツイート数が多く、高いインプレッション数を獲得しているツイートがあれば、上手く活用できないかを検討してみましょう。例えば、話題となっているツイートにリプライをすれば、多くのユーザーの目に留まる確率が高まります。
ただし、炎上しているような投稿に反応してしまうと、マイナスイメージを与える結果となりかねません。事前にしっかりと検討をしてから、行動に移すようにしましょう。
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■Twitterインプレッション平均の判断目安
平均的なTwitterのインプレッションの目安は、フォロワー数の2~3倍だといわれています。1,000人のフォロワーを獲得できている場合、コンテンツごとに2,000~3,000のインプレッションが期待できます。
もしこの数字から大きく外れている場合は、活動的でないフォロワーが多く含まれている、リツイート数が足りないなどの問題点が考えられるでしょう。Twitter運用対策をする際には、インプレッション数の平均を普段から意識しておくのをおすすめします。
■Twitterインプレッションを確認して効果的にアカウントを運用しよう
Twitterのインプレッションは、アカウント運用の成果を確認するために必ず知っておきたい指標です。インプレッション対策を上手くおこなえば、企業としての知名度をアップさせたり、Twitterの収益化や収入アップにつなげたりすることができるでしょう。
ご紹介したTwitterのインプレッション数を増やすコツを参考にしながら、自社に合った方法を見つけてみてください。
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