スマートフォンが普及した現代において、SNSによる集客は欠かせないものになっています。なかでもX(旧ツイッター)は多くのユーザーが利用するSNSで、非常に影響力が大きいツールです。
しかしただ投稿するだけでは、思うように集客はできません。集客を成功させるには、戦略やコツを押さえた運用が大切になります。
そこで本記事では、Xで集客を成功させるにはどのようなコツが必要なのか、注意点なども含めてご紹介します。Xでの集客を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
X(旧ツイッター)集客のメリット
Xによる集客には、次のようなメリットがあります。
低コストで運用できる
Xのアカウントは、無料で開設できます。投稿の編集や広告非表示、収益化、返信ブーストといった高度な機能を提供する「プレミアムプラスプラン」でも、月額1960円で運用可能です。
低コストで影響力のあるツールを運用できる点が、X集客の最大のメリットといえるでしょう。
別記事で解説している「【Twitterビジネスアカウントの始め方】作成方法やポイントを解説!」も参考になります。
幅広い層にリーチできる
Xは10代・20代の若年層ユーザーが多い傾向にありますが、30代以上の利用率も高いサービスです。短文を気軽に投稿できることから利用ハードルも低く、なかには自らは投稿せずに、情報を見るためだけにアカウントを所有しているユーザーもいます。
男女の比率も比較的バランスが取れていることから、企業のマーケティングとも相性がよく、幅広い層にリーチ可能です。
フォロワー以外にも拡散される
Xでは、リツイート(リポスト)という機能を使えば、自分や別ユーザーのポストの再投稿が可能です。これによって、自社アカウントのフォロワー以外にもポストを拡散できます。
InstagramなどほかのSNSと比較すると拡散力が高いため、Xは優れた集客ツールとして活用できるのです。
各種SNSのマーケティングについては、下記の記事を参考にしてください。
X(旧ツイッター)集客のはじめ方
Xのアカウントはすぐに開設できますが、集客を目的とする場合は、 次の手順をひとつひとつ確認しながら進めていきましょう。
1.目的・ターゲット・コンセプトを明確にする
まずは、X運用の方向性を明確にします。Xにはさまざまな層のユーザーがいるため、やみくもに投稿しても集客にはつながりません。どのようなユーザーに、どのような情報を届けたいのか明確にすることが大切です。
Xアカウント運用の目的、ターゲット層、アカウントのコンセプトを事前に決めておけば、効果的な認知拡大が実現するでしょう。
2.プロフィールを充実させる
投稿に興味を持ったユーザーの多くが、投稿主のプロフィールをチェックします。
プロフィールに会社情報や理念、アカウントの特徴、公式サイトのリンクなどを載せておくと、フォローや自社コンテンツへの流入につながる可能性が高まるでしょう。
Twitter(X)の公式マークの付け方や費用は? の記事も参考になります。
3.投稿する
最初は、アカウント開設の報告や自社の簡単な紹介などを投稿します。開設直後でフォロワーがいない状態では、どれだけ興味を引く情報を発信してもなかなか反応してもらえません。
2回目以降の投稿で、本格的に情報発信をしていきましょう。
4.ユーザーと積極的にコミュニケーションを取る
投稿に反応をしてくれたユーザーとコミュニケーションを取ると、親近感を持ってもらえて認知拡大につながります。
いいね、リプライ、DMなどの機能を臨機応変に活用しながら、ユーザーと積極的に交流しましょう。
5.分析と改善を繰り返す
どのような投稿がユーザーの興味を集めているのか、インプレッションを確認して分析と改善を重ねていきましょう。
たとえば商品画像や動画、生活に役立つ豆知識など、特定の投稿にリプライやいいねが集中している場合もあるかもしれません。
投稿の分析と改善を繰り返すことで、よりユーザーの関心を引く投稿にブラッシュアップできます。
X(旧ツイッター)集客のコツ8選
ここからは、Xでの集客を成功させるために、おさえておきたいコツをご紹介します。
定期的に投稿する
定期的に投稿をしているアクティブなアカウントは、おすすめやタイムラインに表示されやすくなります。
1日の投稿が多すぎると見る側の負担になりますが、少なすぎても認知拡大にはなりません。最低限1日1回、反応を見ながら2〜3回投稿するようにしましょう。
画像や動画も使う
Xはテキストだけの投稿が可能ですが、画像や動画を使用するほうが、タイムラインのなかで投稿が目立ちやすくなります。
テキストよりもユーザーの印象に残りやすいため、クオリティの高い画像や画像を効果的に使うようにしましょう。
ハッシュタグを活用する
SNSユーザーの多くがハッシュタグによる検索を活用しているため、投稿にハッシュタグを使用すると、エンゲージメントが2倍になるともいわれています。
ただし、検索数が多いハッシュタグを使えばいいわけではありません。自社や投稿に関係があるもののなかから、2〜3個ピックアップして投稿に記載しましょう。
なお、特定の期間でのワードやハッシュタグ検索数が確認できる「高度な検索」機能を使えば、適切なハッシュタグを見つける際に役立ちますよ。
投稿時間を考慮する
Xは利用者が多いぶん、投稿が埋もれてしまいがちです。時間を考えずに投稿してしまうと、どれだけ有益な情報を発信していてもユーザには届きません。
たとえばターゲットユーザーが学生なのに平日の昼間に投稿しても、ほとんど見てもらえないまま投稿が流れてしまいます。
学生なら22時以降、主婦層なら10時頃など、ターゲットユーザーのアクティブな時間帯をチェックして、より多くの人に情報が届くタイミングで投稿しましょう。
自社に関する投稿をリポストする
自社に関するポジティブな投稿を見つけたら、積極的にリツイート(リポスト)しましょう。
企業側に認知してもらえていると感じると、ユーザーはさらに企業に対してポジティブな感情を抱きます。
さらに引用リポストで意見へのお礼なども投稿すると、ユーザーからは「顧客の意見をしっかり見ている会社だ」と好印象を持ってもらえるでしょう。
ユーザーにとって有益な情報を発信する
集客のためだからといって自社の宣伝ばかり投稿していると、ユーザーは離れてしまうでしょう。思わず拡散したくなるような有益な情報を発信するほうが、認知拡大につながります。
自社の商材に関連した豆知識や生活の知恵、会社所在地のご当地情報など、ユーザーの共感を呼んだり関心を引く投稿を検討しましょう。
むやみにフォローをしない
アカウントの存在を認知してもらうために、さまざまなユーザーをフォローするという手段もあります。しかし集客を目的とした企業アカウントの場合、その方法はあまりおすすめしません。
確かにアカウントの存在自体は認知してもらえるものの、フォローしたユーザーが必ずしも企業に興味を示しているとは限らないためです。
関心度の高いユーザーのフォローを増やさなければ、集客にはつながりません。むやみにフォローをしていくのではなく、有益な情報発信に注力しましょう。
キャンペーンを開催する
フォローやリポストなどで参加できるキャンペーンを開催するのも、フォロワー獲得に役立ちます。
最近では簡単にキャンペーンが実施できるツールも登場しているので、上手に活用しながら、認知拡大を図っていきましょう。
Twitterのフォロワーの増やし方については、下記の記事が参考になります。
Twitterプロモーションの始め方や設定方法については、下記の記事を参考にしてください。
X(旧ツイッター)集客の注意点
Xは優秀な集客ツールですが、注意すべき点もあります。 特に次の2点に関しては、事前に運用体制や対策を検討しておきましょう。
アカウント凍結
X(旧ツイッター)では、利用の際のガイドラインを設けています。次のような行為をするとアカウント凍結のリスクが高まりますので、注意してください。
- 短時間での大量フォロー
- なりすまし行為
- 攻撃的な投稿
- 著作権侵害
- スパム行為
悪質な違反の場合、アカウントの永久停止処分になる場合もあります。アカウント凍結や停止は企業の信頼を損なうことにもなるため、十分に気をつけましょう。
炎上
SNSにおいてもっとも注意したいのが「炎上」です。不適切な投稿がひとたび拡散されると、企業のマイナスイメージが一気に拡がってしまいます。
炎上を避けるためにも、投稿内容は複数人で確認するなど、事前に対策を検討しておきましょう。
X(旧ツイッター)集客のよくある質問
最後に、X集客に関するよくある質問をご紹介します。
無料で運用できますか?
Xアカウントは無料で開設可能です。アカウントの信頼度を高めるためには、有料プランへの加入もおすすめです。
投稿頻度はどのくらいが理想ですか?
最低でも1日1回、反応を見ながら2~3回投稿するのが理想です。
自動集客ツールの活用は効果的ですか?
自動集客ツールは効果的な集客が期待できるものの、ツールによる大量のフォローといった機械的な操作は、アカウント凍結のリスクを高めます。いいね、フォローなどの作業は手作業で進めるなど、最低限の利用に留めておいた方がいいでしょう。
リスクヘッジをしたうえでX(旧ツイッター)集客を成功させよう
Xは拡散力が高いため、非常に強力な集客ツールになります。しかしご紹介したように、アカウント凍結や炎上などのリスクがあるため、リスクヘッジを十分したうえで運用することが大切です。
ユーザーにとって有益な情報を定期的に発信し、積極的にコミュケーションを取りながら、認知拡大と集客を成功させましょう!
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