SNSマーケティングの効果やメリットとは?手法やポイントも解説

marketing-073SNSマーケティング
SNSマーケティング

年々SNSは利用者数を伸ばし、今では企業のマーケティング活動の場としても注目されています。SNS側もリード獲得に特化した広告サービスを生み出すなど、今後はさらにマーケティング手段としての重要性を増していくはずです。

今回はSNSマーケティングの効果と、企業として取り組むメリット・デメリットを解説します。具体的な手法も紹介しているので、SNSマーケティングに取り組むための基本的な知識を身に付けられるでしょう。

【全15資料!】 6大SNSのユーザー動向調査資料を公開中!

■SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングは、SNSを活用して市場で自社の商品・サービスが売れる仕組みを作ることです。

具体的にはユーザー数の多いSNSで自社のファンを作り、ユーザーに商品・サービスを宣伝したり、実際に購買行動を促します。一方的に情報発信するだけでなく、ユーザーとコミュニケーションを取って直接働きかけることも可能です。

SNSマーケティングで活用されるのはTwitter、Instagram、Facebookなど。どれも国内で高い利用率を誇るSNSですが、メインユーザーの年齢層などに違いがあります。どのツールでマーケティングを進めるか、自社のターゲット層と照らし合わせて慎重に検討する必要があるでしょう。

SNSマーケティングが注目されている理由

SNSの存在は、今や企業活動においても無視できないものとなっています。なぜなら総務省の調査したところによれば、2019年の時点で13歳〜39歳までのSNS利用率は80%以上、40歳から59歳までが70%以上、60歳以上も半数近くがすでにSNSを利用しているからです。今後も各世代でさらにSNSが普及していくでしょう。

特に若い世代は、SNSと購買行動が密接に結びついています。Instagramで見つけた商品が欲しくなって検索する、Twitterで流れてきたサービスが気になって詳細URLをクリックする、といったアクションを日常的に起こしています。まさにSNSは意欲の高いユーザーが集まる、絶好のマーケティング活動の場といえるでしょう。

■SNSマーケティング具体的な5つの手法

次にSNSマーケティングの具体的な方法を解説します。主な手法は以下の5つです。

  • SNSアカウント運用
  • SNS広告
  • インフルエンサーマーケティング
  • SNSキャンペーン
  • ソーシャルリスニング

それぞれ詳しく説明します。

SNSアカウント運用

SNSマーケティングの基本が、自社のアカウント運用です。企業としての公式アカウントから、ユーザーの興味を惹く情報を発信したり、ユーザーと直接コミュニケーションを取ったりなどして、徐々に自社のファンを増やしていきます。

SNSアカウントの運用は、費用がかからないことが魅力です。ただし、アカウントを育成するためには、継続的な情報発信が必要で、ユーザーからのコメントにも極力対応しなくてはなりません。費用の代わりに、時間と手間がかかる手法だと認識しておきましょう。

SNS広告

SNSには広告サービスもあります。一般の投稿のあいだに流れ、テキストと画像、さらには動画を用いてユーザーにアプローチする広告スタイルです。

ターゲティングやリード獲得に優れているのが特徴で、年齢や性別などのユーザーの属性に合わせてターゲット層へ的確に広告を届けてくれます。最近ではページ遷移せずに申込まで完了するリード獲得広告など、SNSの手軽さを活かした個性的な広告サービスも次々に生み出されています。

管理画面で効果測定の結果を確認し、よりコンバージョン率の高い広告へブラッシュアップも可能です。アカウントの運用と違って費用はかかりますが、Googleなどのリスティング広告と比較して、手頃な価格の広告サービスもあります。

インフルエンサーマーケティング

即時に大きな効果を上げる可能性を秘めているのが、インフルエンサーマーケティングです。

インフルエンサーとは、芸能人とは違いあくまで一般人ではあるものの、SNS上で人気を誇るユーザーのことです。何十万人というフォロワーを持つインフルエンサーに商品を紹介してもらえれば、その広告効果ははかり知れません。

また単純に既存の商品を宣伝してもらうだけでなく、コラボ企画として新たに商品を開発するといった手法もあります。

SNSキャンペーン

SNSの特性を活かした面白い手法として、SNSキャンペーンがあります。これはSNS上でユーザー参加型のイベントを企画し、話題性を集めることで認知度アップにつなげる方法です。

商品を購入して写真をアップするとプレゼントがあたるキャンペーンや、ハッシュタグに自社のサービス名を入れて投稿してもらうキャンペーンなど、大きな宣伝効果が見込めるアイディアがさまざまに考え出されています。また、不特定多数のユーザーが大喜利を楽しむ文化があるTwitterで、自社の商品・サービスに関連した大喜利を企画した企業も話題になりました。

SNSキャンペーンではユーザーに参加してもらい、楽しんでもらうことが重要です。ユーザーが楽しい・面白いと感じれば情報を拡散してもらえます。そうなれば、また新たにキャンペーンの参加者を増やせるでしょう。

ソーシャルリスニング

マーケティング戦略で重要なのが、ソーシャルリスニングです。ソーシャルリスニングとは、自社に対するイメージ、商品・サービスを導入したあとの感想など、SNS上で発信されているユーザーの意見をチェックし、マーケティングに活かす手法です。

形式的なアンケート回答と違い、ユーザーが自発的に発信している情報は、いわばユーザーの生の声です。自社ブランドや商品・サービスに対する本音であり、それらを真っ向から受け止めて分析すれば、よりユーザーのニーズにあった商品・サービスを生み出せるようになるでしょう。

【全15資料!】 6大SNSのユーザー動向調査資料を公開中!

■SNSマーケティングのメリット

SNSマーケティングにはいくつものメリットがあります。特に注目されているのは、以下の5つです。

  • リアルタイムで情報発信できる
  • 費用をかけずにマーケティング活動できる
  • ユーザーと関係を築きやすい
  • ブランディング効果が期待できる
  • 幅広い層にアプローチできる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

リアルタイムで情報発信できる

SNSの特徴の一つが、情報のスピード感です。企業のSNSマーケティング活動においても、セミナーの準備をしたり、広告を企画して作成したりする手間に比べて、SNSは手軽に配信できます。情報の鮮度が高いうちに、ユーザーの元に必要な情報を届けられるでしょう。

さらにSNSであれば、情報を受け取ったユーザーの反応もリアルタイムで確認できます。広告であればABテストをして、より反応の良い広告にすぐ切り替えることも可能です。SNSの多くにはコメント機能があるため、ユーザーからの生の声を受け取って次のマーケティング活動に活かせるでしょう。

費用をかけずにマーケティング活動できる

SNSは基本的に、無料で利用できるのも魅力です。SNSの広告サービスを利用したり、インフルエンサーに依頼する際は費用がかかります。しかし情報を発信したり、ユーザーとコミュニケーションを取ったりなどの基本機能には費用がかかりません。

コツコツとアカウントを育てていけば、莫大な広告予算を組めない中小規模の企業でも、大きなマーケティング成果を得られる可能性があります。

ユーザーと関係を築きやすい

SNSマーケティングのメリットは、ユーザーとのコミュニケーションです。SNS上では、ユーザー同士の交流が盛んに行われています。

法人アカウントでも、コメント機能を活用すればユーザーと距離を縮めることが可能です。ユーザーに親しみを感じてもらえれば商品の購入先として候補に上がりやすくなりますし、直接コミュニケーションを取ってユーザーの意見を企業活動に活かすこともできます。

Webマーケティングは、従来のマーケティング手法よりも手軽にリード(見込み顧客の情報)を得られるのが特徴です。しかし手軽なぶんユーザーの意欲は低く、リードの質が悪いといわれています。しかしSNSをうまく活用すれば、ユーザーと関係性を築いたうえで、上質なリードを得られるでしょう。

ブランディング効果が期待できる

SNSは自社ブランディングにも役立ちます。SNS上で大量のファンを獲得できれば、より効果的なマーケティング戦略が可能になるでしょう。

SNSマーケティングは、Web広告とは違います。広告の場合、まず商品・サービスの魅力をアピールして、ユーザーに直接的に購買行動を促す必要があるでしょう。しかしSNSマーケティングでは、まずユーザーとの関係作りが大切です。

項目SNS運用WEB広告
目的ファンとの関係性構築商品の訴求
対象自社SNSのファンやファンの友人たちWEBを利用する全ユーザー

宣伝ばかりのアカウントは敬遠されやすいため、役立つ情報や面白い情報を発信して、ユーザーをファンとして取り込まなくてはなりません。SNS上でユーザーに自社ブランドが受け入れられてから、購買行動へと誘導するのが効果的な手法です。

幅広い層にアプローチできる

SNSであれば、これまでとは違った層にアプローチできます。SNSの利用者数の多さはすでに述べましたが、なかには従来の広告に興味を示さなかった層も含まれています。今やSNSはコミュニケーションツールとして浸透しており、インターネットサイトやYouTubeをあまり見ない人であっても、SNSを日常的に使用しているケースがあります。

そのためSNSは、マスメディアや一般のWeb広告ではアプローチできないような層にも、新たに情報を届けられる可能性があるのです。

■SNSマーケティングのデメリット

コストを抑えつつ、さまざまな成果を得られるSNSマーケティングですが、以下のようなデメリットもあります

  • 炎上リスクがある
  • 成果が出るまでに時間がかかる

あらかじめ理解して備えておく必要があるので、ここではSNSマーケティングのデメリットを解説します。

炎上リスクがある

SNSマーケティングでは、炎上リスクを無視できません。手軽に情報発信できるからこそ、ユーザーの受け取り方によっては不適切と思われる表現をする可能性が高いのです。SNSでは情報があっという間に拡散します。炎上した場合、企業が謝罪文を出しても事実は消せません。

そのためSNS運用では、最初にマニュアルを作成する必要があります。厳格なルールがあれば、社内の誰が運用を担当したとしても炎上リスクのある発信を避けられるでしょう。マニュアルの作成や初期の運用に関しては、SNSマーケティングにノウハウのあるコンサルティング会社などのサポートを受けるのも有効です。

成果が出るまでに時間がかかる

SNSマーケティングは費用がかからない反面、成果が出るまでには長い時間を要します。すでに多くの企業が活動しているSNS上で存在感を出すためには、何か月か、あるいは年単位の運用期間がかかるでしょう。すぐにマーケティング成果を必要としている企業にとって、SNSの運用だけに頼ることはできません。

SNSの広告サービスや、インフルエンサーを利用したマーケティングを行う方法もありますが、それでは結局費用がかかってしまいます。SNSマーケティングは他の手法と平行して進め、中長期的な戦略で取り組むのがよいでしょう。

■SNSマーケティングで成果を出すポイント

SNSの活用は、すでにマーケティングの手法として研究され、法人・個人を問わずノウハウとして保有していることも珍しくありません。今からSNSマーケティングに取り組むのであれば、それら既存の知識を共有してもらうのが効率的でしょう。

さまざまなマーケティング資料がダウンロードできる「マーケメディア」には、SNSの活用をテーマにしたものも多く配信されています。SNSアカウントを作成する際は、効果的な運用方法を予習しておくのもおすすめです。

【全15資料!】 6大SNSのユーザー動向調査資料を公開中!

■まとめ

SNSを用いたマーケティングについて解説しました。SNSは年々ユーザー数が増加している巨大な市場で、アカウントの運用は原則として費用が発生しません。時間をかけて地道に努力を続ければ、莫大な広告費用を払えない企業であっても、大きなマーケティング成果を得られるチャンスがあります。

炎上リスクなどのデメリットもありますが、今や各企業にとってSNSは無視できない存在となりました。これから消費者として、あるいはビジネスパーソンとして活躍する世代を取り込むためにも、SNSマーケティングのノウハウを身に付けておいて損はないでしょう。

おすすめ資料(ホワイトペーパー)を朝8:00に毎日配信中

\メールアドレスだけ!/

株式会社マーケメディア|ロゴ

マーケメディア編集部

株式会社マーケメディアが運営するマーケティング資料ダウンロードサイトの「マーケメディア」です。 マーケメディア

マーケメディアのFacebookです。 @markemedia2022

マーケメディアのTwitterです。 @Marke_media

マーケメディアでは、SNSマーケティングに関するお役立ち情報を発信しています。
SNS関連のお役立ち資料をダウンロード
マーケメディアにホワイトペーパーを掲載する(バナー)
マーケMEMO

コメント

タイトルとURLをコピーしました