ホワイトペーパーは、新規リードの獲得や既存顧客のエンゲージメント醸成などに有効なマーケティング手法の一つです。
しかし、ホワイトペーパーの作成は手間も時間もかかる業務のうえ、満足のいく仕上がりにするためにはライティングやデザインなどのスキルも求められます。そこで役立つのが、テンプレートを活用する方法です。使うことで、特別なスキルがなくてもクオリティの高いホワイトペーパーを作成できます。
そこで本記事では、ホワイトペーパーの無料テンプレートを提供しているサイトやツールを紹介します。簡単にホワイトペーパーを作成したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
本記事では、下記の内容について解説します。
マーケメディアでは、多数のホワイトペーパーを掲載しています!
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■ホワイトペーパーの無料テンプレートを提供しているサイトは?
ホワイトペーパーは、テンプレートを活用すると簡単かつ効率的に作成できます。無料でテンプレートを提供しているWebサイトを調べたので、テンプレートを探している方は参考にしてください。
HubSpot
HubSpot Japan株式会社は、世界的に利用率の高いCRMプラットフォーム「HubSpot(ハブスポット)」を提供するHubSpot, Inc.の日本法人です。
同社はオウンドメディア「マーケティングブログ」内にて、ホワイトペーパーのテンプレートを無料で提供しています。
「パワポで作れる!無料eBookテンプレート」もしくは「eBook&ホワイトペーパー作成マスターガイド【無料PPTテンプレ付き】」をダウンロードすることで、テンプレートを利用できます。どちらも、以下の情報を入力・選択することでダウンロードが可能です。
- 氏名
- メールアドレス
- 会社名
- WebサイトURL
- 電話番号
- 従業員数
- 自社の事業
HubSpotはマーケティング・セールスプロセスにおける各ツールを提供しているため、マーケティングに関する知識やノウハウも豊富です。そのため、同社のノウハウが詰まったホワイトペーパーのテンプレートを利用できる点が魅力といえます。
リードレ
株式会社リードレは、BtoB領域のWebマーケティング支援をしている会社です。コンサルティングや制作代行などを通じ、クライアントのマーケティング成果を向上させています。
同社は、自社サイト内にてお役立ちコンテンツとしてホワイトペーパーの無料テンプレート「ホワイトペーパーテンプレートを無料進呈!【パワポ形式】」を提供しています。ダウンロードするためには、以下の情報の入力が必要です。
- 会社名
- 氏名
- メールアドレス
- 電話番号
- お問い合わせ内容
ホワイトペーパーの制作代行を強みとしている同社だからこその、クオリティ高いテンプレートを利用できます。
SAIRU
株式会社才流は、独自のメソッドを基にしたBtoBマーケティングと営業のコンサルティングサービスを展開しています。
同社のWebサイトでは、ホワイトペーパーのテンプレートを無料でダウンロードできます。横型と縦型が提供されているため、自社の使いやすい形式を選んで利用できる点がメリットです。
また、企画シートも無料で提供されています。ホワイトペーパーを作成する前に、企画シートでペルソナや構成などを設定しておくことで、スムーズに作成を進められるでしょう。
なお、テンプレートも企画シートも、氏名や連絡先を入力する必要なくダウンロードできます。気になる方は同社のサイトからダウンロードしましょう。
Anyba
株式会社エニバは、インターネット広告運用やWebサイト制作などのインターネット関連の事業を展開している企業です。お役立ち情報を提供する「広告ノート」というブログ内で、ホワイトペーパーの無料テンプレートを公開しています。
テンプレートは個人情報の入力なしで利用でき、Googleスライド形式で提供されているのでブラウザ上で開くことが可能です。「ファイル」にある「ダウンロード」からパワーポイントを選択すると、パワーポイント形式でダウンロードして利用できます。
■ホワイトペーパーのテンプレートがあるツール
ホワイトペーパーのテンプレートが搭載されているツールもあります。無料テンプレートを提供している各社のWebサイトだけでなく、ツールも選択肢に入れて、さまざまなデザインのなかから自社に合ったテンプレートを選択しましょう。
Adobe Express(旧:Adobe Spark)
アドビが提供しているデザインツール「Adobe Express」には、ホワイトペーパーのテンプレートが充実しています。おしゃれでデザイン性の高いテンプレートが豊富で、デザイン初心者でも高品質なホワイトペーパーを作成できます。
また同ツールには、ホワイトペーパーだけでなくパンフレットやチラシ、バナーやロゴなどのテンプレートもあります。マーケティングで活用するコンテンツやクリエイティブは、Adobe Expressさえあれば、ほぼ制作できるでしょう。
無料で利用可能ですが、有料プランにアップグレードすると利用できるアプリ数やストレージの容量などに違いがあります。またサポートも受けられるので、状況に応じてプランを選択しましょう。
Microsoft Word
Microsoft Wordでもホワイトペーパーのテンプレートが搭載されています。Microsoft365を契約していると、ブラウザ上での利用が可能です。ダウンロードでも利用できるため、ニーズに合わせて選択しましょう。
日常業務で使っている方は、使い慣れているツールでホワイトペーパーを作成できる点もメリットといえるのではないでしょうか。ただしデザインがシンプルなので、自社の目的やターゲットに合わせて、グラフやイラストを追加したり文字を装飾したりして、自社ならではのホワイトペーパーにブラッシュアップするとよいでしょう。
■ホワイトペーパーを簡単に作る方法
ホワイトペーパー作成には、時間や労力がかかります。また、外注するにしてもコストがかかるうえに、要望を伝えたりやり取りをしたりする工数もかかるでしょう。
そのため「なるべく自社内で、工数をかけずにホワイトペーパーを作成したい」という方も多いのではないでしょうか。
ホワイトペーパーを簡単に作るには、社内にある資料を編集・加工してホワイトペーパーにする方法がおすすめです。資料の内容をテンプレートに記載していけば、必要な情報を網羅したホワイトペーパーが完成します。
既存の資料を活用するため、ホワイトペーパーを最初から作るより工数もコストもかかりません。また、労力がかからない分、たくさんのホワイトペーパーを作成できます。
既存資料の情報を転記するので、有益な情報を網羅できる点もメリットです。ユーザーにとって価値の高いホワイトペーパーになるので満足度も高くなり、その後の「お問い合わせ」や「アポイント」などのアクションにもつながりやすくなるでしょう。
■ダウンロードされるホワイトペーパーのポイントは「タイトル」
タイトルは、ユーザーが最初に目にする部分です。したがって、ユーザーが「読んでみたい」と思えるタイトルでなければダウンロードにつながりません。
タイトル次第でダウンロード数も変動するため、CVR(コンバージョン率)も変わります。ユーザーの関心を集めるタイトルを付けられれば、CVRが数倍になる可能性もあるのです。そこで、ダウンロードにつながりやすいタイトルのポイントを紹介します。
ターゲットとテーマを明確にする
まずは、ホワイトペーパーのターゲットとテーマを明確にしましょう。誰に読んでもらいたいか、どのような情報を伝えたいかなどの内容が定まっていなければ、適切なタイトルは付けられません。
例えば、マーケティングのノウハウに関するホワイトペーパーでも「マーケティング初心者に、基礎的なマーケティングのノウハウを知ってほしい」という意図なのか「マーケティング上級者に、応用的なノウハウを知ってほしい」という意図では、タイトルも異なるものになるはずです。
ホワイトペーパーを届けたいユーザー像と、ホワイトペーパーで届けたい情報を明確にしましょう。
具体的な要素を盛り込む
タイトルに数値や固有名詞などの具体的な要素を盛り込むと、ユーザーの興味を引きダウンロードを促せます。
例えば「売上がアップする!」よりも「売上が30%アップする!」としたほうが、ユーザーの興味を惹きやすくなるでしょう。また「マーケター必見」「初心者向け」などの具体的な言葉があると、ホワイトペーパーの内容をイメージしやすくなります。このように、具体的な要素を盛り込んでユーザーの関心を集めましょう。
読者が得られるベネフィットを提示する
ダウンロードを促すには、ベネフィットの提示も効果的です。ベネフィットとは、その商品・サービスから得られる効果や利益を指します。例えば「オールインワン化粧水」だけだと、それほど強く印象には残りません。しかし「朝のメイク時間を10分短縮」などの表現を追加すると、購入する価値を感じられます。
このようにホワイトペーパーを読むことで、どのようなベネフィットが得られるかをタイトルで提示しましょう。
■まとめ
ホワイトペーパーは効果の高いマーケティング手法の一つですが、クオリティの高いものを制作するためには、時間や手間、スキルやセンスが求められます。そこでおすすめがテンプレートです。活用すれば、クオリティの高いホワイトペーパーを簡単に作れます。
今回紹介したWebサイトやツールには、ホワイトペーパーを効率的に作成できるテンプレートが充実しています。自社の商材やターゲット、目的などに合わせ、最適なテンプレートを活用してホワイトペーパーを作成してください。弊社が運営するメディアの「マーケメディア」でも、1,000社以上の企業がホワイトペーパーを公開しており、無料でダウンロードできますので、ぜひご参考下さい。
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