2020年以降の世界的な感染症の流行により、ビジネスシーンでも人流の抑制を目的としたオンライン化や営業手法の変化が加速していますよね。こうした変化の中で多くの企業から注目されているのがインサイドセールス。みなさんがお勤めの企業でも導入を検討しているかもしれません。
ところがインサイドセールスは決して簡単な営業手法ではなく、コスト面の懸念もあり導入を躊躇う企業が多いのもまた事実です。そんな中、最近ではインサイドセールスの代行・支援サービスが多数登場して、注目を集めています。
今回の記事ではインサイドセールスの代行サービスについて、なぜ今注目されているのかを紐解き、数ある代行サービスからおすすめのサービスを6つご紹介します。
ウィズコロナの時代に対応できる営業スタイルを追い求める企業のみなさんは、ぜひ参考にしてください！
インサイドセールスとは？
まずはインサイドセールスの概要について解説していきます。
インサイドセールスとはいわゆる内勤営業のことです。アポイントの獲得や商談の日程調整、営業資料の作成や顧客からの問い合わせ対応など、社内でできるあらゆる営業業務を行う営業職です。
よく似た職種としてテレアポや営業事務が挙げられますが、厳密にはこれらの職種とは区別され、あくまでも営業職としての能力やスキルが求められるのが、インサイドセールスの大きな特徴でしょう。
また、インサイドセールスの導入において重要なのは、インサイドセールスとフィールドセールスの連携です。情報共有や日程調整などといった細かな部分から、案件の進捗管理や顧客に合わせた営業資料の作成などといった部分まで、インサイドセールスとフィールドセールスが連携・協力することで、より効率的に営業活動を進めることができるのです。
インサイドセールス代行が注目される理由
インサイドセールスの導入を検討する企業が増える中で注目されているのが、インサイドセールスの代行サービスです。
なぜ内製化ではなくインサイドセールス代行サービスが注目されているのでしょうか。
インサイドセールス代行サービス導入のメリットや期待する効果についていくつかのポイントに絞って解説していきます。
インサイドセールス代行サービスの導入を検討している企業のみなさんは、以下の情報を参考にしてみてください！
豊富な経験とノウハウ
インサイドセールスの代行サービスでは、インサイドセールスに関する豊富な経験やノウハウ、蓄積されたデータなどを活用し、精度の高い営業リスト作成や電話営業などが可能です。また顧客管理ツール（CRM）や営業支援ツール（SFA）なども駆使してアプローチのタイミングが最適化できるようになり、精度が向上してきました。
インサイドセールス代行サービスの導入が注目されているのは、豊富な経験・ノウハウ・最新のシステムなどがすぐに活用でき、自社の営業活動への効果が期待できるからだと言えるでしょう。
営業部門全体の課題解決
インサイドセールス代行サービスの多くは、マーケティングや効果測定、営業戦略の立案サポートなどといった、営業部門全体を支援するようなサービスも提供しています。基本サービスとして組み込まれているものもあれば、有料オプションとしているものもありますが、自社のニーズに合わせた選択ができるのは大きな魅力ですよね。
人的リソースの不足や、社員への教育、営業活動の効率化などといった営業部門全体の課題も同時に解決したいと考えている企業のみなさんには、インサイドセールス代行サービスの導入はメリットが大きいと言えるでしょう。
受注に向けた営業活動への注力
インサイドセールス代行サービスを導入した場合、自社の営業パーソンは受注に向けた営業活動に集中することが可能です。インサイドセールス代行サービスによって育成された顧客への営業は、受注確度が非常に高く、営業効率は格段に向上するでしょう。
自社営業パーソンの業務負担軽減だけではなく、モチベーションの向上や企業としての業績向上への効果も期待できます！
業務の属人化を回避
インサイドセールス代行サービスを導入すると、顧客情報や営業履歴、営業効果などといったデータが一元管理されるので、業務の属人化を防ぐことができます。業務の属人化を回避できれば、顧客からの問い合わせに迅速に対応できたり、情報共有の漏れによるミスや失客のリスクを軽減できたりと、メリットが多いですよね。
内製システムで、各種データを一元管理しようとすると新たなシステムやツールの導入、運用方法の制定、操作方法のレクチャーなど、コストや時間がかかります。インサイドセールス代行サービスに付随するシステムを使用すれば、コスト面でも運用面でもメリットが多いと言えるでしょう。
非対面での営業スタイルが時代にマッチ
インサイドセールスは電話やメール、問い合わせへの対応などが主な業務ですので、すべての業務を非対面かつリモートで行うことが可能です。
前述の通り、ビジネスシーンでのオンライン化が急速に進み、非対面・非接触の営業スタイル、あるいは在宅での営業活動が求められる中、インサイドセールスへの注目は高まる一方です。
顧客側も、特に商談の初期段階では非対面でのやりとりを望むケースが増えているので、今後もますますインサイドセールスや代行サービスは注目されていくでしょう。
代行サービス導入の費用対効果
インサイドセールスの導入を検討している企業の中で、内製ではなく代行サービスの導入を検討している企業も多く存在します。
インサイドセールスを内製化する場合、人材の採用・教育や、システム・ツールの導入、運用方法の検討・決定などといった作業が必要となり、初期費用も膨大なものになると予想できます。また、自社にはインサイドセールスの経験やノウハウがない状態からのスタートですので、上手く運用し受注できるかも大きな不安要素ですよね。
このような背景から、アウトソーシングでインサイドセールスを提供する代行サービスが注目されているのです。
代行サービスを展開する企業は豊富な経験やノウハウ、過去の事例などを活用しながらインサイドセールスを実行していきます。さらにマーケティングツールを有効に活用し、戦略的なアプローチにも長じています。
インサイドセールス代行サービスを導入する場合にも当然ながら費用は発生します。しかし、自社内で1から始めるコストや成果が上がるまでの期間、費用対効果などを考えれば、アウトソーシングを検討する企業が多いのが現状です。
インサイドセールス代行サービスを選ぶポイント
ここからはインサイドセールス代行サービスを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
最近では注目度の高まりに合わせて、様々なインサイドセールス代行サービスが登場しています。それぞれのサービスに特徴があり、メリット・デメリットも様々です。
インサイドセールス代行サービスを導入して成功させるためには、サービス選定のポイントを理解し、自社ニーズと照らし合わせて検討することが重要ですよね。
代行サービスの導入を検討していて、サービスの選定に迷っている企業のみなさんは是非、以下のポイントを参考にしてみてください！
料金システム
インサイドセールス代行サービスの料金システムは大きく分けて、成果報酬型と固定報酬型の2パターン。成果報酬型は、アポイント件数などを成果として、獲得数に応じて料金が変動する料金システムです。一方で、固定報酬型は、契約時に取り決めた業務範囲について、成果の有無に関係なく定額を支払う料金システム。
どちらの料金システムもメリット・デメリットはありますが、重要なのは自社が求めるサービスに合う料金システムを選択することです。
代行サービスによっては、両方の料金システムから選べる場合もありますので、よく調べておきましょう。
業務範囲
インサイドセールス代行サービスの業務範囲は、マーケティングや営業戦略の立案などといった部分に及ぶこともあります。そのため、自社が必要としているサービスは何か、どこまでをサポートしてほしいか、ということを事前に検討しておく必要があります。
業務範囲は広い方が良いと考える人もいるかもしれませんが、基本的に業務範囲が広がればそれに合わせて料金は高額になりますよね。最近では基本の業務範囲は限定的で、必要に応じて有料オプションを付けられるといったサービス形態も登場しています。
過不足なく、予算の範囲内で良いサービスの提供を受けるためには、まず自社のニーズを明確にし、それに合う代行サービスを探すのが良いでしょう。
情報共有
インサイドセールスを導入し成功させるためには、情報共有はとても重要なポイントです。これは内製でもアウトソーシングでも同様ですが、特にアウトソーシングの場合はサービス選定のポイントとして欠かせない視点です。
自社の大切な顧客に対しての営業を任せるのですから、どのような方法でアプローチしているのか、進捗状況はどうか、などの情報共有は重要ですよね。代行サービスの導入を検討する際には、どのような方法で情報共有がされるのか、定期的なミーティングはあるのか、などを事前に確認しておきましょう。
おすすめのインサイドセールス代行サービス6選！
ここからは数あるインサイドセールス代行サービスの中で、おすすめのサービスを6つ詳しくご紹介します！
インサイドセールス代行サービスの導入にあたっては、企業ごとに求めるポイントや予算は様々です。それぞれの代行サービスの特徴や料金システム、オプションの有無などをよく比較検討して、インサイドセールスの導入を成功させましょう！
Sales Platform
Sales Platformはインサイドセールス代行サービスとしての機能に加え、営業コンサルティングやデータ分析、オンライン商談ツールなども提供しているサービスです。
単にインサイドセールスの代行をするというよりは、営業戦略の立案や営業部門の効率化などといった、営業部門全体の課題を解決するためのサービスです。自社内でいくつものプロジェクトを立ち上げるよりも、低コストで確度の高い改革の実行を期待できるというのが大きな魅力ですね。
人材不足でインサイドセールスができるスタッフの確保が難しいケースでは、マンパワーとシステムをパッケージにしてサポートする秀逸な代行サービスといえるでしょう。
Sales Crowd
Sales Crowdはインサイドセールスの代行に特化したサービスです。
営業リストの作成やアプローチ、顧客情報・営業履歴の管理などといった機能の他、アプローチ結果を分析したり、リモート商談のツールを提供したりといった機能もあります。
またオプションとして、人材採用の支援やアプローチの品質管理、営業活動に関するPDCAミーティングの実施などといったサービスを付けることも可能です。自社がインサイドセールス代行サービスに何を求めるかによって、必要なオプションを選択できるのは、サービス導入のコスト負担を考えた場合には大きなメリットになるでしょう。
Seiyaku
Seiyakuはインサイドセールス代行サービスとしての機能に加え、マーケティングや営業戦略の立案、顧客との商談までもサポートする、営業代行とも言えるサービス内容です。
また、営業に関する知識やノウハウを自社社員に提供し、営業パーソンを育成するサービスも付随してるのは、大きな魅力の1つですよね。
さらにHPでは、導入した企業の営業成績・成果に関する事例がいくつも紹介されています。自社の現状に置き換えてみて、本当に成果が見込めるのか検討するための材料にもなりますね！
Sakura outsourcing
Sakura outsourcingはインサイドセールスの導入を検討しているが、自社内にノウハウがない、人員が不足してる、などといった理由で導入を躊躇している企業へ向けた代行サービスを提供しています。特に新規開拓を中心とした代行サービスを得意としており、1500社以上の導入実績があるのも大きな特徴です。
また、将来的なインサイドセールスの内製化に向けて、コール結果や音声データ、顧客情報の一覧などといった情報を蓄積し引き継ぐことも可能です！
インサイドセールス導入プロジェクトの一環としてサービスを利用し、安定運用が可能になったタイミングで内製化したいと考える企業には、とても魅力的なシステムですよね。
さらに契約内容によっては、定期的なミーティングの設定も可能で、蓄積したデータを見ながら自社の営業スキーム構築のサポートも受けられます。
InsideSales.cloud
InsideSales.cloudは法人営業を効率化し、売上向上を目指すためのインサイドセールス代行サービスです。単にテレアポやメール送信の業務を代行するのではなく、効果的なマーケティング・ターゲティングに基づいた営業リストの作成や既存顧客へのナーチャリングといった業務のサポートも提供しているのが特徴です。
特にIT業界での導入実績が豊富で、料金システムは安心の成果報酬型を採用しています。インサイドセールス代行サービスの導入にあたって、低コストで確実な成果を出したいと考えている企業におすすめのサービスです！
SALES BASE
SALES BASEはインサイドセールスの設計から運用までトータルサポートを提供しています。導入の際には約1ヶ月程度でインサイドセールス部隊が立ち上がるという、早期導入・立ち上げが大きな特徴と言えるでしょう。さらに独自開発のクラウドシステムの利用も可能で、営業効率を劇的に改善することも期待できます。
HPでは実際の導入事例を豊富に掲載している他、導入を検討している企業に向けた無料デモの申込みも可能です！
インサイドセールスの導入を急いでいる企業のみなさんにはおすすめの代行サービスです。
まとめ
近年の働き方改革や業務効率化、オンライン化の加速などといった社会の流れによって、多くの企業に注目されているインサイドセールス。導入パターンとして、大きく分けて内製とアウトソーシングの2つがあります。
今回の記事では、アウトソーシングである【代行サービス】について詳しく解説してきました！
それぞれのサービスの特徴や導入時のメリットについても詳しく解説しましたので、自社のニーズや予算などと照らし合わせながら、ピッタリのサービスを見つけてみてください！
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